心が落ち着かないからだろうか。
色々なものに手を出しては積み上がっていく本、
習慣としての読書時間は変わらないけれど、
「積極的読書」とでもいうべきだろうか。
本をめくる手が止まらないような経験はしばらくしていない。
今年は月に4〜5冊のペース、
そう考えると来年と変わらないくらいの本は読んでいる。
だけれども、本は溜まっていく。
私は身近ではない自分の場所から遠い、
そんな外の世界に何かを求めているのだろう。
インプットの量は変わらないけれど、
「インプットしたい量」は増えている。
おそらくそういうこと、
心は「変容」を求めている。
今の私のままでは太刀打ちできない課題を突きつけられて、
「変わりたい」と願っているのだ。
思えばブログを書き始めてからの私はずっとそうだった。
主に女性関係で苦しんで、
「変わりたい」と思って書き続けてきた。
20人近くとの女性たちと出合いを重ねて、
誰とも結ばれることなく時は流れていく。
縁あって企業とはすぐに結ばれて、
転職という選択をした。
この3年余り、
ブログに記録してきた日常は、
客観的に見れば面白いものだったのかもしれない。
今の私は心に余裕がないのだろう。
少し焦っているのだろう。
「どんどん高くもっと高く」
前の職場では女性関係でたくさん不誠実な目にあって、
婚活を始めてもうまく行かなくて、
その代替措置として「先に進んでいる実感」を得るために、
「転職」というカードを切ったのかもしれない。
人は「生きている実感」なしでは生きては行けないのだ。
少々、刺激を求めすぎていたのかな。
ヒリヒリとした日常を過ごしている。
だけれども、不思議と体の調子は悪くないのだ。
私の無意識は「停滞感」を恐れていたのかもしれない。
今はとりあえず目の前に大きな課題がある。
一日一日を必死で積み上げていくしかない。
そんな状況だからこそ、
「大変だ」と口にはしながらも、
心は躍動しているのかもしれない。
「積み上がる本」
なんとも象徴的だ。
私はこれまでよりも多くのものを、
手に入れたいと願っているのだ。
そう感じることができるだけでも、
私は「幸せ」なのかもしれない。
私の人生は「変化の時」を迎えている。
大変なことばかりだけれども、
私はこれを望んでいたのだ。
もう少し歯を食いしばって先に進んでみたら、
きっと少しばかり拓けたところに辿り着き、
そこから眺める景色は今までとは違ったものになるのだろう。
それくらいの時にまた、
のんびりと読みたい本を少しペースを上げて読み進めていけば良い。