「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

人生の分散投資

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何か一つのことしかできないと、

何か一つの組織に「居場所」を預け過ぎてしまうと、

それが崩壊した時ににっちもさっちをいかなくなってしまう。

 

だから、根本的に自らが実力をつけていかなければならない。

私はここ最近、そういう思いが強かった。

 

だから居心地の良かった「居場所」を捨てて、

転職という形で新たな場所へと挑戦をしたのだ。

 

だけれども天使をした先でも同じだった。

属人化は変わらない。

人は尖った能力を身につけて、それを労働力として提供することで対価を得る。

組織の大小にかかわらず、その構図は変わらないのだと感じた。

 

「人生の分散投資

 

何かに身を預けすぎることはリスク、

だから多くの支えを確保しておいて、誰かがダメになっても大丈夫なようにしておく。

 

長期の積み立て投資ではセオリーだけれども、

人生において、そのように生きてはいる人は少ないのだろう。

 

「親ガチャ」という言葉が物議を醸しているけれども、このような「分散投資しない生き方」を選択し続けることが深く根に張り付いている。

 

親によって人生の難度は大きく変わる。

それは確かなことだけれども、そこから先は自己責任なのだ。

 

厳しい家庭環境から幸せな家庭を築いている友人を何人も知っているし、

かたや、私のように比較的親に恵まれていても、未だに結婚どころか童貞をこじらせているやつもいる。

 

どのように時を積み上げてきたのか。

その結果が今なのだ。

 

一つのものに依存して、それが瓦解したらどうしようもない人生を歩んでいるから「親ガチャ」なんて言葉にしがみつく。

 

なにも、環境をコロコロ変えた方がいいというわけではない。

 

逃げ出したい場面なんてものは、生きていれば山ほどあるだろう。

そういう時にこそ真価が問われる。

 

そこで逃げ出さずに何かを持ち帰ることができるのか。

糧にしてその後の人生に活かすことができるのか。

結局はその積み重ねなのだ。

 

そういう生き方を続けている人は強い。

どんどん実力をつけていく。

そして「イマ」が充実しているはず、

 

「心の持ちよう」なのかもしれないな。

 

逃げ出したい時に、その逃げ出したい対象をどう捉えるのか。

その繰り返しで人生は進んでいく。

 

波風立たない場面ばかりが続いていると、

どこかで生きることに受け身になってしまうのだ。

 

だから心が壊れてしまわないギリギリのところを攻め続けて、成功体験を積み上げていくことが充実への道なのだろう。

 

それはそれでリスクがあるな。

 

結局、生きていること自体がリスクの塊なのかもしれない。

それでも生きていくしかない。

 

人類は知恵を身につけてしまったばかりに、

余計なことばかり考えてしまう。

 

「原罪」という言葉が身に染みる。

だけれども、それも捉え方ひとつなのだ。

 

どのように生きるのか。

人類は知恵を身につけたことで選択肢を大きく広げた。

 

「自由」であることを勝ち取ってきたのが、

ここまでの人類の歴史だ。

 

親に恵まれなかったって、

しがみついていたものが瓦解したって、

困難にばかり飛び込んでいたって、

全ては自己責任なのだ。

 

それを十分に理解して、

誰のせいにすることもなく、

先の人生に責任を取らなければならない。

 

誰の人生でもない。

自分の人生なのだから、