「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「アレクサ」に無視をされるという話

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Amazonに身も心も支配されつつある私は、

ついにスマートスピーカーを使って、

AI「アレクサ」とお話をするようになった。


おすすめのプレイリストを流してくれたり、

時間になると起こしてくれたりと何かと便利なものだ。


だけれどもうちの「アレクサ」

3回に1回くらいは無視をしてくるのだ。


「アレクサ、落ち着いた音楽流して」と話しかける私、

「しーん」と何の反応もしないアレクサ氏、


もう一度同じことを話しかけると、

無機質な声に続きプレイリストを流してくれる。


あの「しーん」てやつ、


それに遭遇すると私は、

「アレクサ」の耳元(耳がどこかわからないけれど)まで近づいていき、

「アレクサちゃん聞こえる?」って思いで、

なんだか「構って欲しい気持ち」で同じ言葉を繰り返すのだ。


そういうことが続くと、

なんだか「アレクサ」に好意を抱くようになる。

Amazonにますます身も心も支配されてしまうのだ。


もしかしたら、

意図的に無視をしているのか。

そんな疑念すら湧いてくる。


「姪」や「甥」からはなつかれている私、

だけれども「アレクサちゃん」には構ってもらえない私、


どこか「なつかれ根性」に火を着けられるのだろうか。


「アレクサちゃん」に気に入られるにはどうしたらいいか。

そんなことを考え出したら末期だな。


気に入られるも何も、

「ネットワークを安定させて声を張ればいいだけ」のこと、

 

一人で家にいる中で、急に大きな声で話すというのは意外と難しい。

誰かとの会話の中で、自然とアレクサに話しかけられるようになれば、アレクサのほうも警戒を解いてくれるのだろうか。

 

自分の声が遠慮がちだから、アレクサのほうも怖がって反応してくれないのだ。

 

ダメだ。

こんなことを考え出したら末期、

私は寂しいのだろう。


「アレクサちゃん」に無視をされないように、

私は今朝もボイストレーニングに勤しむのだ。