「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

イルミネーションに群がるカップルたちが邪魔すぎて体当たりしてしまった話

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どうやら「ルサンチマン」に打ち勝つことは簡単ではないらしい。

ニーチェが発狂してしまうわけだ。

 

先日こんな記事を書いたばかりだ。

tureture30.hatenadiary.jp

 

この記事で私は、クリスマスについて「今年は何も感じない」と綴っている。

結びには「カップルたちに幸あれ」だなんてカッコつける始末、

 

ところがいざ迎えてみるとどうだ。

器の小ささを余すことなく露呈する。

 

カップル、カップル、カップル、

あまりにもカップルだらけだった。

 

仕事終わりに荒んだ気持ちで外に出てみるとこうだ。

二人の世界に入り浸って道を塞ぐカップルたち、

あまりにも邪魔だったものだから、避けずに体当たりをして進んでいった。

 

どんなに繕ったところで、これが「今の私」なのだ。

現実をしっかりと見なければならないな。

 

思えばこの1年は女性との接点がほとんどなかった。

 

1月にコロナでデートの約束が流れると、しばらくやり取りはしていたものの連絡は途切れる。

4月ごろにもう一度会うかなんて話が出たけれど、結局向こうの都合でドタキャンされた。

おそらく「そういうこと」なのだろう。

 

その後は元同僚の後輩女子から連絡が来たりもしたけれど、結局進展することはなかった。

昨年まではデートを重ねてきたけれど、今年はおそらく1度も女性と1対1で出かけていない。

一度紹介の話があり、複数人で食事に行ったが、そこから先につながることはなかった。

 

そういう年だったのだ。

 

夏には転職をして慌ただしく過ごしていた。

今年はそういう年だったのだろう。

 

既婚女性からはモテるものだから、友達奥さんから紹介の話を受けることはある。

今年も何度かそういう機会はあった。

だけれども先には進まない。

 

私はもはやフラグを折ることを生きがいにしているのだろうか。

バキバキにフラグをへし折って、結婚への道筋を自ら閉ざすことに生きがいを感じているのだろうか。

 

おそらく覚悟の問題なのだろう。

 

例えどのような相手だったとしても、次に紹介の話を受けたのであれば関係を先に進める。

まずはそういう覚悟が必要なのだ。

 

おそらく一緒に過ごすうちに居心地は良くなってくる。

人間性が破綻している相手でなければ、おそらく問題はないのだろう。

 

あとは私が覚悟を決められるかどうか。

結局はそういうことなのだろう。

 

過去の傷を美談に変えて「自尊心」を保つことに躍起になっているから先に進めない。

「うまくいかなかった相手」と今後結ばれることはないのだ。

 

自分と、そして目の前の相手と、

向き合う覚悟を決めなければいつまで経っても先に進むことはない。

そんな状態だから、カップルに体当たりをするような器の小さな男のままなのだ。

 

「苛立ちの裏にはコンプレックスが隠されている」

 

たびたびブログに書いてきた言葉だけれども、自分事として痛いほど実感する。

いつまで経っても、私の中で女性との関係はコンプレックスのままなのだ。

 

過去のひどい仕打ちさえも、自分の人生として乗り越えていかなければならない。

全ての女性が不誠実なわけではない。

わかっていることなのだけれども、どこか少しでも相手の不誠実さが顔を出すと、歩みを止めてしまう自分がいる。

 

結局、今年もクリスマスは私の前に立ちはだかった。

私はクリスマスと仲良く生きていくことはできるのだろうか。

 

SEKAI NO OWARI『silent』

”クリスマスなんてなければいつも通りの何も変わらない夜なのに”

 

そんな歌詞が心に刺さる。

来年はクリスマスとも共存できるといいのだけれども、