「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

若手が伸び伸びと力を発揮できる組織

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もはや、私は「若手」というカテゴリから外れつつあることは自覚している。

「部下」というわけではないが、若手をまとめる役割を与えられる機会が増えてきた。

 

そうなると私も、リーダーとしての振る舞いや方針を考えなければならない。

思い立ったら吉日というので、この記事で少しばかり考察してみる。

 

私の運営方針は「第一に心理的安全性の確保」

真っ先に思い浮かぶものがこれだ。

 

「何でも言いやすい先輩」「何でも言いやすい組織」というものを心掛けている。

 

これはGoogle社のプロジェクトアリストテレスと呼ばれる能力を発揮する集団の分析結果において、「効果のあるもの」として最上位に位置していたと記憶している。

 

私のリーダーとしてのタイプはおそらく「人たらし」

曹操項羽ではなく、どちらかと言えば劉備劉邦のタイプに近いと自覚している。

 

私にそこまでに才覚はない。

私の武器は「誠実でありたいと思う気持ち」

ブログを書く中でも感じるが、私の文章は典型的な「市井の人」のものなのだ。

 

万人受けするような正論をそれらしく書き連ねる。

私のブログは、嘘偽りない私の気持ちを書き綴ったキャンバスだ。

そういう運営方針でここまできた。

 

ブログがそうなるのだから、

おそらくこれが私の気質なのだろう。

 

だけれども、裏を返せばここまで「小市民」を貫く。

これもまた難しいことなのかもしれない。

 

「誰がどう見てもいい人」「良い人すぎて裏がありそう」

私はそんな他評をよく受ける。

 

「ますをくんが、ちゃんとした人すぎて私には支える自信がない」

そう言われてフラれたこともある。

 

私は長い時間をかけて、私をそのように作り上げてきたのだろう。

「目の前の1人に誠実であり続けたい」

少なくとも、ここ15年くらいはそう思って生きてきた。

 

読者様から頂いた言葉で一番印象に残るもの、

 

「人並外れた理性の持ち主」

 

カッコつけすぎなのかもしれないけれど、

私の人物評としては非常に的を射ていると感じる。

 

おそらくこれが私の武器、

 

もともと上昇志向の強い私だ。

メンタルをやってしまってからの6年は、地面から足が浮いてしまわないように、地に足つけることを心掛けて、私は私のことを監視し続けてきた。

 

ちょうど少しずつリミッターを解除している時期が今なのだろう。

私はまだまだ成長できる。

そのような実感に包まれている。

 

さて、話を戻そう。

 

心理的安全性の確保されている組織」

 

聞こえはいいけれど、なかなかに難しい。

ともすれば「馴れ合い」にもなりかねない。

個人個人に「自立した精神」が求められる。

 

それぞれが主体者として、自分の意見を持ち、それを組織や成果物に落とし込む。

 

「1人の頭で考えたものよりも、みんなで考えたものの方が、より良いものになる」という思想をもとに成り立つ方針だから、言われたことだけをやりたい人にとっては、居心地の悪い組織になるだろう。

 

だけれども、「やる気がない」と斜に構えている人にも、どこかにトリガーはあるはずなのだ。

 

先日1on1で話した後輩は、「自分には目標がない」と話していた。

「強く望む未来はないし、どういう自分になりたい」ということもないと言う。

しかし、淡々とやるべきことをこなす彼の姿勢からは、「意志」を感じるのだ。

 

私は敢えて、彼の趣味から学生時代の取り組みから、興味のあることと、喜びを感じる瞬間を探った。

すると、彼はおそらく「スケジュール通りに物事を進めること」に喜びを感じるようだった。

 

それは大きな武器だ。

その積み重ねが自信につながる。

 

それに気がついたことが収穫だ。

そして、それを収穫だと思わせてあげること、

それがマネジメントの役割なのだろう。

 

今は無気力な若者が増えている。

「やりたいことに充てる時間以外は我慢する時間」

仕事に対してもそう捉える人が多いように感じる。

 

それならば、こちらをやりたいことだと思われるしかない。

我々が当たり前のように持っていた感覚、

それが通用しないのだ。

 

時間の使い方を自ら管理して、

面白そうだと思わなければ時間を割くことはしない。

それだけシビアに時間というものを見ている。

 

強制力の中で仕事に取り組んだとして、そこから先に気持ちが発展する見込みは薄い。

 

如何にモチベーション管理を行うか。

これからの時代に求められるリーダースキルは、そういうところなのかもしれない。

 

そして、自分が人として魅力的になること、

そうじゃないと人はついてこない。

 

若手が主体性を発揮できるだけの魅力を、個人としても組織としても身につける必要があるのだろう。

それがこれからの組織の課題だ。