「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「結婚後の理想」について

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それを明確にすることの重要さを感じた。

 

実際のところどうなるのかはわからないけれど、

少しでもビジョンを明確にしておくことは大事だ。

だから少々、理想と現実を比較してみたい。

 

まずは現実だ。

 

私はどちらかといえば、自分で決断したいと思うタイプ。

そして、その決断は自己責任だと考えている。

その点からすると、一家の主人として家庭内で起きたことに対する責任は、自分で取るべきだと考えるのだろう。

 

反面、末端のめんどくさいことは極力やりたくはない。

その点は、興味のある分野はとことん突き詰める彼女に任せておけば良さそうだ。

 

そうすると、私がやるべきことは、少なくとも2点挙がる。

 

一つは、家庭の重要事案に対しての最終決断をおこなうこと。

そして二つ目は、彼女の興味のない分野かつ、やらなければならないめんどくさいことをやること。

 

基本的に彼女は頭よりも体が先に動くタイプだから、着手したは良いけれど、どこかで行き詰まって相談してくることが多い。

私からすれば「なんでそう進めたの?」と思うことがあるけれど、それはそれでリカバリーは私の役目だと割り切っている。

 

私は熟考して計画を立てて進めるタイプだから、着手は遅くなる。

彼女は「こうだ!」と思ったら、とにかく進めてみる。

そのあたりで衝突が何度かあったけれど、その経験を経て私も学んだ。

 

「好きにやらせておいて、相談が来たらリカバリすれば良い」

彼女の自由を奪うことは得策ではない。

今ではそう考えている。

 

私の苦手なことを、気がつくと彼女がどんどん進めてくれていることも多いので、それはそれで助かったりもする。

結婚に向けての準備を進めている今の時期は、お金のことを気にしても仕方がないから、湯水のように使うのも致し方ないのだ。

 

とにかく、事を前に推し進める彼女と、それを軌道修正する私、

そして責任は私が取ることになる。

 

結婚後は、予算を決める必要があるけれど、

私たちは概ねこのように役割分担をして生きていくことになるのだろう。

 

ここまでは、現状を踏まえた予想だけれども、

私にとっての「理想」はある。

 

次にそれを挙げてみる。

・妻から頼りにされる夫でありたい

・課題に対して右往左往せずに冷静に対処したい

・声を荒げたりはしない

・妻に対して優しくあり続けたい

・時には子供のように妻に甘えたい

・1人の時間とスペースは欲しい

 

基本的には紳士でありたいけれど、疲れた時は癒して欲しい。

そんなところだろうか。

 

私も彼女もマイペースなところが強いから、お互いに好きなことをする時間とスペースは必要だ。

その点はお互いの認識も合っている。

 

まだまだ私は彼女の性格を分析しきれていない。

未だに新たな一面を発見することは多い。

それがある程度固まってきた頃には、おそらくお互いがお互いの嫌なことは避けるし、喜ぶことには寄せることになるのだろう。

 

彼女の持つ、その手の「聡明さ」について、

私は彼女のことを心から尊敬している。

 

「相手のことを思いやる気持ち」

それをお互いに持ち続けることが、何よりも大切なのだ。

 

私たちはお互いに、度を超えて優しい。

その「歪な所」がかち合ったからこそ、私たちは「相性が良い」と言えるのだろう。

 

こんなに真っ直ぐに私のことを射抜く女性との出会いは初めてだった。

これまで女性から向けられる私への好意は変化球ばかりで、私にそれを受け止める技量はなかったのだ。

 

私の重たい愛情を押し付けた時に、それ以上に重たい愛情で押し返してくれる彼女。

自己愛を満たすための術ではなく、自然と相手のためになることをしたいと、そういう人間でありたいと願って生きている。

 

そんな人はなかなかいない。

高い理想を掲げながら、それに殉じる覚悟で生きる力強さ。

 

まだまだお互いに世間知らずなところはあるから、それがどこまで続くのかはわからない。

だけれども、まずは私たちが「お互いの幸せ」のために行動することを目指し続けることができるのならば、おそらく私たちは大丈夫だろう。

 

「心から尊敬する女性」との出会い。

そして、彼女も私に対する尊敬の言葉を口にしてくれる。

お互いがお互いのことを尊敬し合う。

この関係をいつまでも続けたいものだ。

 

それが私の理想、

いや、私たちの理想なのかもしれない。