今年もやります、ドラフト特集!
去年はスワローズが久々のリーグ優勝だったので、この時期はうわついていましたが、連覇ともなるとファンも成長するものですね。
今年は、腰を据えてドラフト記事を書く気持ちの余裕がありました。
毎回ガチで臨む当ブログのドラフト記事。
今年は、皆さんに予備知識をつけた上で楽しんでいただくために、少し前段を設けようと思います。
10月20日に迎える運命のドラフト!
2週間前となった今回は、今年の目玉となる2選手を中心に紹介します。
今年は小粒と言われていますが、その分、1位でもおかしくない選手の数は揃っている印象です。
昨年は投手寄りの年でしたが、今年は打者寄りの年か。
現時点で1巡目に競合する可能性の高い2人は、どちらも打者としての評価が高い選手です。
まずは高校生スラッガーとして評価の高い選手です。
浅野翔吾(高松商業高)
最速で巨人が一位指名を明言しましたね。
甲子園では4本の本塁打を放ち、最も存在感を見せた選手と言えるでしょう。
170cmと上背はありませんが、広角にホームランを打ち分けることができるスラッガータイプ。
高校生外野手の1位指名は珍しい部類に入りますが、スター性は十分ですので、彼ならば文句なしでしょう。
甲子園のスターを指名するのが好きな日ハム、オリックス辺りも指名の匂いがします。
ヤクルトもスカウトコメントは出ていて、1位評価としているため、指名の可能性はゼロではありません。
おそらく単独ということは考えにくいので、2,3チームのくじ引きになることが予想されます。
そして、大学生からは二刀流で話題のこの選手。
矢澤宏太(日本体育大学)
投手としてはMAX152km左腕。
キレの良いスライダーを武器に高い奪三振率を誇ります。
投手として本格的に練習を始めてから日は浅く、伸び代は十分です。
しかし、多くの球団は彼のことを野手として評価しています。
足あり、肩ありの身体能力が高い外野手で、中距離打者として1,2番を打てるタイプ。
特に足の速さは抜群で、プロでも上位クラス。
打撃の確実性は高く、プロのスカウトから見て「いじるところがない」と、言わしめています。
熱心なのは、中日とヤクルト。
他は軒並み野手としての高評価ですが、この2球団は、彼のことを投手としても高く評価しているのですよね。
おそらく本人は二刀流の意思があるため、その点では相思相愛と言えるか。
中日の投手を見る目は確かなので、左腕として活躍できるのであれば、ヤクルトは最優先で指名するべきと言えるでしょう。
まだまだ投手としては素材型ではありますが、外野手として即戦力と考えれば、ヤクルトの補強ポイントには投打でガッチリとハマります。
本人が外野手1本の道を受け入れるかどうかで評価は分かれるかもしれませんが、おそらく2,3球団の競合濃厚です。
ヤクルトとしても、彼を1位で指名できれば万々歳ですね。
今回は2選手を挙げましたが、他にも競合する可能性のある選手はいます。
即戦力No.1ならば、社会人の吉村選手(東芝)ですとか、左腕ならば曽谷くん(白鴎大)だったり、高校生スラッガーとしてスケールが大きい内藤くん(航空高校石川)、打てる捕手候補の松尾くん(大阪桐蔭高)
彼らは、狙いのはっきりしている球団は、1位指名してくるでしょう。
単独指名or外れ1位候補もかなり豪華です。
評価が鰻登りの本格派右腕である荘司くん(立教大)、打者として4年の秋に結果を出した山田くん(立教大)、完成度が売りの投手・菊地くん(専修大)、地方リーグで無双のエース金村くん(富士大)、三拍子揃った外野手の森下くん(中央大)
少し評価は落としたものの、冬には即戦力No.1評価だった投手の河野選手(大阪ガス)、同じく即戦力評価投手の益田選手(東京ガス)、高校時代から評価の高かった外野手の蛭間くん(早稲田大)、素材型の高校生として投打共に評価の高い京都の二人、西村くん(京都外大西高)、森下くん(京都国際高)も、場合によっては1位があるかもしれません。
たくさん選手を挙げましたが、今年は面白い選手が揃っています!
あまりドラフトに興味のなかったプロ野球ファンの皆様も、今年は少し踏み込んでみてはいかがでしょうか。
今日はここまで!
またどこかでドラフト記事をアップします。