
寝室に風が差し込む。
カーテンが揺れる。
日差しに照らされながら、
ゆっくりと揺れる。
少し気温が落ち着いたからか、
その風景が何とも心地よく感じる。
異常なほど暑い夏を乗り越えてきた。
まさに「青春」を超えた次のステップ。
「朱夏」を感じるほど、
情熱的に熱く燃え上がる。
悩みの多い30代。
仕事もプライベートも、
最も大きな変化にさらされやすい時期だ。
20代で積み重ねてきたものが物を言う。
手持ちのピースだけで、
それを乗り越えていかなければならない。
何とも過酷な期間でもある。
天井が見えてくるたびに、
「可能性」という名の武器を突き立てて、
それを破り続ける。
空が見えていることに安堵しつつ不安を感じる。
何とも不安定な時期だ。
燃え上がるだけの情熱を、
ありったけの燃料を、
自身の心に与え続けて、
上を目指して進み続ける。
その先にあるものが「希望」であると、
そう信じ続けてガムシャラに上を目指す。
そういうことができる時期は限られているのだ。
燃料が尽きてしまったらそこで終わり。
その燃料は外から調達することはできない。
沸々と湧き上がる自身の心のうちから調達するしかない。
湧き上がるものがなくなってしまったら、
あとは燃えかすを燃やしながら、
燻る炎を見守って、
「まだ終わっていないこと」をアピールすることが目的となる。
いつ消えてもおかしくない炎を、
消さないことが目的となるのだ。
心地よい風。
そんな私の炎を、
爽やかに消してやくれないだろうか。
鮮やかに、爽やかに、
そうやって消してくれたならばきっと、
私の心は晴れやかになることだろう。