「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

歳をとるごとに足元が見えてくる

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人は歳をとるごとに自分のことを知る。

自らの立ち位置を知る。環境を知る。

そして天井を知る。

でもそれは悪いことばかりではない。

 

歳を取ると足元が見えてくる。

 

可能性が無限に広がっていると信じていた頃は、上ばかりを見ていた。

自分の健康や、感情や、時には周りの人を蔑ろにして、ただ上ばかりを見ていた。

そして、天井が見えてくると目のやり場に困る。

事を欠いて足元を眺めてみる。

 

そうすると、自分が蔑ろにしていたものが転がっている。

そこからがまた新しい人生のスタートだ。

 

若いうちは良い。

健康管理をしなくても体の自浄作用で無理をすることができる。

しかし、それは人口ボーナス期のようなもので、永遠に続くことはない。

体の疲れが取れにくくなり、コッテリとした食べ物を胃が受け付けないようになったり、睡眠に不自由が生じてきたり。

徐々に体は悲鳴を上げていく。

 

どこかで折り合いをつけていかなければならないのだ。

無理の効かなくなった体を抱えながら、そこから先の人生を生きなければならない。

そうすると自然と足元ばかりを気にするようになる。

 

自分の健康や、感情や、周りの人のこと。

それを見つめることで、人は自分の身の丈を知るのかもしれない。

 

それぞれのライフステージがある。

今はそれが多様化した時代だから、何歳でどのライフステージを経るのかは人それぞれなのだろう。

それでも避けては通らない。

どこかで皆が経験するターニングポイント。

 

人生にはそういうポイントがいくつか転がっていて、今の私はそのポイントに差し掛かっているのかもしれない。

いや、妻と出会ってからは、そのポイントが短期間にとめどなく押し寄せている。

そんな感覚だ。

 

価値観は変わっていく。

まだ凝り固まっていない自覚はある。

だけれども、これから先に、昔のような柔軟性を取り戻すような予感はない。

 

そろそろ私も足元を固める時期になったのだろう。

環境が変わっても、手足を動かしていても、心が動かなくなる。

歳をとるにつれて、そういう時が誰しもに訪れるのだろうか。