どうも自分の力だけではコントロールできないことが多すぎる。
もはや、自分の能力が足りていないとかそういうレベルの話ではない。
歳をとるほどに、家族に対する責任が増えるほどに、そういうことは増えていくのだろう。
裏を返せば、私はこれまで甘い環境にいたのだ。
自分の力だけでなんとかなる世界なんて、優しい世界と言えるだろう。
そこからどんどん遠くに進んでいる気がする。
今年の目標の一つとして掲げたことに「コンフォートゾーンを広げる」というものがある。
環境に流されずに、どんな環境でも快適だと思えるようになれば最強だ。
ストレスフルな状況でも、それを挑戦の機会と捉えて楽しむことができたり、見知らぬ土地で未知のものに触れることに喜びを感じたり、そういう方向に自分を持って行きたいと考えている。
そうなると、逆に自分の力でコントロールしようと思わない方が、精神的に安定するのかもしれない。
私にどうにかできることと、私にはどうにもできないこと。
その二つに明確な差を設けて、どうしようもできないことは仕方がないと割り切る。
そういう能力が必要なのだろう。
まだまだ私は自分の可能性に期待をし過ぎているのだ。
それをもう少し手放しても良い。
それは決して、自らの可能性を否定するわけではない。期待値と現実に折り合いをつけて、ちょうど良いところにチューニングする作業だ。
今の私にはそれが足りていないのかもしれない。
環境に流されるがままにタスクをこなしているが、どうしてもそこに自分の意思を介在させたがる。
まだまだそんな青さが私の中に根付いているのだろう。
そろそろ、もう一つ大人になった方が良い。
自分の可能性を伸ばすことのできる舞台は、まだまだ随分と先まで続いている。
流れに身を任せていれば、おそらく望む未来に繋がっているはずだ。
今はそういう時期なのだ。