昨日までだったか。Amazonではブラックフライデーセールが行われていた。
おそらく世の中の運送業者さんたちは嫌気がさすほどAmazonの箱ばかりを配送しているのだろう。
そして、Amazon倉庫もてんやわんや。
ブラックフライデーを文字通りの意味でブラックだと実感しているのかもしれない。
そんな中で、私にとっては誤配送により得をしたエピソードがあった。
自宅の宅配ボックスを開けると、注文した記憶がない大きな荷物。
中身を開けてみると注文した覚えのない1kgのプロテインが入っていた。
Amazonアプリから注文履歴を確認するが、どこにもプロテインを注文した形跡はない。
代わりに注文したものが配送済みとなっているが届いていない。
「これは誤配送だな」と思い、Amazonカスタマーサポートに問い合わせると、すぐに届いていない注文分の返金手続きが始まる。
誤配送されたプロテインについては「そのままお納め下さい」とのことだった。
調べてみると4000円ほどする品物だったため、それを丸ごといただけた形になる。
これはプロテイン不足を指摘した天からの計らいなのだろうか、
そんなことを考えながらも、捨てるのももったいないので、しばらくプロテインを飲もうと思う。
今回はプロテインだったから「ちょっと得をしたな」くらいだけれども、もしもiPadのような高価なものが誤配送されてきたら、さすがに返送する必要があるのだろうか、それとも今回と同じく「お納め下さい」という話になるのだろうか。
いずれにしても、忙しいAmazon倉庫で働く人や配送業者に同情する。
Amazon倉庫はオートメーション化が進んでいると聞くので、もしかしたらミスの情報が現場まで共有されて、ピッキングを誤った人にペナルティが課せられたりするのだろうか。
そう考えると素直に喜ぶことはできないな。
誰かが得をする裏には、多くの場合、損をする人がいるのだ。
世界の幸せの総量は、もしかしたらほとんど一定を保っているのかもしれない。
みんなが幸せを、喜びを感じられるような世の中になればいいのにね。