
小遣い稼ぎのために始めたソシャゲで面白いことが起こった。
「小遣い稼ぎ」とはどういうことかというと、ゲームアプリをインストールしてゲーム内でノルマを達成すると、褒賞としてポイントがもらえるサイトを使用したからだ。
500円相当から5000円相当くらいまで、ノルマの難度に応じてポイントがもらえる。
最終的にポイントをAmazonギフト券やPayPayギフトとして換金できるから、まさに小遣い稼ぎである。
この手の目的でゲームをするのは学生の時以来な気がするが、たまたま短期間で新しくゲームをやりたい気分だったこと、YouTubeでやけにCMが流れていたゲームだったことから試しに始めてみた。
幸いなことに、始まって早々かなり強めのギルドに入ることができた。
攻略情報によると、とにかく強いギルドに所属することがレベルを上げるための近道ということらしい。
これはノルマ達成に近づいた。
そこから5日ほどプレイをしてノルマ達成まで半分ほど進んだ時に異変が起こる。
突如、ギルドの中でいちばんの実力者が脱退したのだ。
対人イベントでは無類の強さを誇っていた、おそらくかなりの課金をしているであろうトップランカーの脱退を皮切りに、ギルドの主力が次々と脱退し出し、1日も経たないうちにギルドマスターを除く実力者のほとんどが脱退した。
「何事か」と思ったが詳細はわからない。
どうやらディスコという外部のコミュニケーションツールの中で起きた出来事が原因のようだ。
私が確認できるギルド内チャット情報を読む限りでは、ギルドマスターと主力メンバー間に生じた人間関係のこじれが原因らしい。
元々ノルマを達成したら辞めようと思っていたから、だいぶ客観的にみていたが、確かにギルドマスターの言動の端々には傲慢さのようなものがあった。
一通り主力が抜けた後も脱退者は後を絶たない。
経緯を知るであろう残ったメンバーからは、ギルドマスター擁護のために騒動の発端となったメンバーの私生活批判にまで話が及ぶ。
そして、その批判をしていたメンバーまで脱退していく。
まさにカオスである。
ギルドマスターはやる気をなくしたのだろう。
ログイン頻度が極端に下がり、ギルドの運営は立ち行かなくなる。
10日ほどで達成できそうだった私のノルマは、ギルド壊滅という憂にあったことで、14日が経つ今でも達成できていない。
このまま細々とノルマ達成を目指してお小遣いを稼いだら辞めよう。
そんな気持ちで壊滅したギルドに貢献しながら私は今日もポチポチと無駄な時間を過ごしている。
始めた当初はとても勢いがあって仲の良い印象だったギルドが、一夜にして壊滅する様を見た。
結局は、利害関係の繋がりでしかないのだ。
弱いギルドでゲームをしていても得はない。
だから次々と主力は脱退していく。
それだけのことだ。
かなりのお金をかけてゲームをしているのだろうから、それも仕方のないことなのだろう。
ソシャゲって怖いな、とそう思った。
なんとも面白い経験をした。