
今年で8年目となりました!
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ドラフトの総括記事!
まずは過去の記事を載せます。
さて、今年のスワローズのドラフトは個人的に一言で言えば、
「うまく無難にまとめたな」です。
特筆すべきは、1位と2位を内野手でいったことです。投手が課題と言われ続けているスワローズですが、今年は内野手で攻めました。
即戦力型の投手は4位の増居投手まで指名しませんでしたからね。
2位の松川くんは俊足のショートで評価は高く悪い指名ではないのですが怪我持ちなことと、チーム事情を考えると、毛利くん(明治大)に行ったほうが良かったのではと思ってしまいます。
あとは、去年育成指名で成功したのに、今年は1人だけだったので勿体無い!
もう少し多く指名しても良かったのではないでしょうか。
六大学の有望選手である高須くん(明治大)、山形くん(立教大)など残っていましたし、その辺りは個人的に心残りです。
まぁ、プロに入ってみないとわかりませんからね。
数年後に振り返ってみて、最高のドラフトだったと言える年にしたいです。
さて、全体を見てみると、大注目の立石くん(創価大)は、3球団が競合して阪神が交渉権を獲得。
意外に少なかったのは、佐々木麟太郎くんに横浜とソフトバンクの2球団が行ったからですね。
2球団ともサプライズ指名を狙っての競合でしょうからね。
本人の意向は不明。大学を中退しないと交渉がまとまってもキャンプにも開幕にも間に合わない。それだけのリスクを取っての指名ですからね。
まさにサプライズです。
スワローズにも指名の噂がありましたが、1位で行かれてしまってはどうしようもありません。
そして投手の1番人気の石垣くん(健大高崎高)は、2球団競合の末、ロッテが交渉権を獲得です。
スケールの大きな投手ですからね。
これは会心の指名です。
後ほど、全球団のランキングを作成しますが、
それは後に取っておいて、
とりあえず、スワローズの指名を確認します。
1位 松下 歩叶 法政大 内
2位 松川 玲央 城西大 内
3位 山崎 太陽 創価大 投
4位 増居 翔太 トヨタ自動車 投
5位 鈴木 蓮吾 東海大甲府高 投
6位 石井 巧 トヨタ自動車 内
7位 飯田 琉斗 ENEOS 投
育成
1位 小宮 悠瞳 川崎総合科学高 投
それでは、一人一人見ていきましょう!
1位 松下 歩叶 法政大 内
松下くんの一本釣りは、まずまずです!
今年の野手では立石くんに次ぐ評価と言っても良い選手です。
競合の予想もありましたからね。
当日の新聞社予想で1社だけスワローズの一位指名予想をしていたので、それが的中した形です。
大学JAPANで4番を務めるなど、走攻守揃った実力の確かな選手。
サードメインですが、セカンドもできますからね。山田のフォローもできます。
立石くんとポジションが丸かぶりなだけに陰に隠れていましたが、例年ならば目玉でもおかしくない選手です。
村上の後釜として期待されます。
2位 松川 玲央 城西大 内
とにかく足が速いとの評価。
それでいて大型でショートを守れるという素材としてはピカイチの選手です。
大学生日本代表合宿では50mを5.88と最速のタイムを叩き出しました。
ソフトバンクの周東右京を彷彿とさせる足の速さは、それだけで1軍でも通用するとの評価。
スワローズ代走の並木とは違って、大型のショートですからね。どのように育つのか楽しみです。
怪我で療養中なので、そこは気になります。
3位 山崎 太陽 創価大 投
立石くんばかりフォーカスされていましたが、創価大学にすごい投手がいると、少し話題になった選手です。
投手を始めたのは大学からですが、それでもチームのエースへと成長した190cmの大型投手。監督曰く、素材としてはソフトバンクに行った田中正義を凌ぐとの評価。
まだまだ荒削りながら、大化けを予想している配信者が多い楽しみな素材です。
肩肘を消耗していないのはいいですね!
2019年にドラフト3位で創価大からスワローズに入団した杉山は、一年目から怪我で実力を発揮できず、数年で戦力外となりました。
大きく育って欲しいです。
4位 増居 翔太 トヨタ自動車 投
この指名は大きいです!
2位評価もあった即戦力の先発型投手です。
過去には二度の指名漏れを経験した24歳ですが、今年はグンと完成度を上げて指名となりました。
ストレートの最速は149kmですが、クレバーな投球でゲームメイクができると評判です。
スワローズはドラフトで先発投手が出てきませんからね。期待です。
5位 鈴木 蓮吾 東海大甲府高 投
完全な素材型の高校生左腕です。
しなやかでセンス抜群の投球は伸び代を感じます。
まだまだ球の強さやコントロールに課題はありますが、大きく育って欲しいです。
6位 石井 巧 トヨタ自動車 内
大型のショートで、兄は日ハムの石井一成です。
兄の姿を追いかけて野球を続けてドラフト指名に至りました。
社会人No.1ショートとの呼び声もある堅実な守備と打撃に定評あり。
大学では指名漏れの悔しさを味わった苦労人です。
社会人の下位指名選手が戦力として活躍するケースが増えていますからね!
やってくれるはずです!
7位 飯田 琉斗 ENEOS 投
最速155kmの力強い投球が持ち味の大型投手です。
140kmのスプリットという素晴らしい武器を決め球に名門ENEOSでリリーフとしてほぼ失点なしというとんでもない活躍をしていた投手です。
一時期バランスを崩して球の力が落ちていたようですが、今は復調傾向とのこと。
実力さえ発揮できれば即戦力で、いきなり抑えを任せられるくらいのポテンシャルを持っているので、この順位での指名は会心です。
続いて育成です。
1位 小宮 悠瞳 川崎総合科学高 投
正直、全くのリサーチ外でした。
完全な素材型左腕で、高卒でプロに行くことへのこだわりが強くプロ志向の選手。
スワローズのスカウト陣が絶賛しているので、細身の体が出来上がって力がつけば、先発型として力を発揮してくれるでしょう!
気持ちの強さは大事ですからね!
負けないで欲しいです!
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さて、今年のスワローズは無難に上手く指名したドラフトだったと思います。
欲を言えば、立石くんに突っ込んで引き当ててもらいたかったですが、昨年に続いて競合回避でした。
あとは、人がいないはずの外野手を指名していないのですよね。松川くんをコンバートするなど考えているのかもしれません。
いずれにしても、指名した8選手には全員入団してもらって、大きく育ってほしいです!
もちろん全力で応援します!
ここからは、今年のドラフト総評です。
全体的に負けた球団がなく下馬評通りの順当な指名をした印象です。
やはりテクノロジーの発達で、ファンの評価とプロの評価の乖離が少なくなっているのかもしれません。
さて、それでは完全な独断と偏見による、
全球団のドラフト評価をつけます!
今年は本当に差がないので悩みました。
1位 ロッテ
1位で石垣は会心、そこからも下馬評の高い選手を乱獲した。
2位の毛利は1位単独の予想があった大学JAPANのエース投手。
3位、4位で上位候補だった高校生の二刀流・奥村、櫻井ユウヤの指名は惚れ惚れする。
5位の冨士まで上位評価の選手を揃えた会心のドラフト!
2位、3位とは僅差だが、今年の覇者と言って良いだろう!
2位 西武
前々日に公言して小島を単独指名は上手すぎた。天才的な打撃の打てる捕手はどの球団も欲しい。
2位岩城、3位秋山、4位堀越までは、1位で消えてもおかしくない選手。
これだけ上位評価の選手を乱獲できたのは素晴らしいの一言。
ロッテと遜色ない会心のドラフト!
3位 阪神
1位・立石の指名は会心!
10年に1人とも言われるスラッガー。
ますます阪神が強くなる。
指名数は5人と少ないが粒揃い。
2位・谷端も1位候補だったアベレージヒッター。立石とポジションが重なる点は気になるが。
3位で俊足の外野手・岡城、4位で将来性の高い高校生の早瀬、5位ではイースタンリーグで投手3冠に輝いたオイシックスの能登と抜け目のない完璧と言って良いドラフト!
4位 広島
立石を外すも平川は1位評価で問題なし。
大型のスイッチヒッターで打球速度はプロ顔負けの戦士あふれる外野手。
2位・斎藤も1位評価と素晴らしい2人を揃えた。
3位以降も小柄ながらパンチのある勝田、力強い大学生投手である工藤、赤木と高評価の投手を指名できた。
7位の高木は春まではドラ1と言われていた投手。トミージョン手術で評価を落としたが、巨人のエースに成長した山﨑伊織のケースもあるのでこの順位ならばかなり美味しい。
5位 中日
1位で中西の単独、2位で櫻井頼は美味すぎる。
共に一位評価上位の投手。
野手豊作ドラフトで指名がそちらに流れると見ての指名ならば上手い指名。
3位の篠崎も独立No.1と呼ばれる本格派の投手。
即戦力投手で上位を揃え、下位で野手をそろえた方針の明確なドラフト。
6位 ヤクルト
1位で松下の単独は上手かった。
そこから高評価の選手を揃えたが、2位は投手の方が良かったのではと思ってしまう。
抜け目なく高評価の選手を指名した成功ドラフト。
7位 楽天
1位の藤原は4年で急成長した大化けの可能性がある155km右腕。
2位の伊藤は六大学を代表する完成度の高い投手。
4位の大栄は高校生No.1捕手で楽しみな存在。
下位まで高評価の選手を指名した成功ドラフト。
8位 横浜
まさかの指名・佐々木麟太郎を外すも小田は一位評価のスラッガーで問題なし。
2位・島田は155kmの本格派右腕、3位・宮下はOBから評価の高かった実戦型の内野手。
下位の社会人2人も名前の上がる選手。
最後まで抜け目なく高評価の選手を指名できた。
9位 オリックス
石垣を外すと同じく高校生で上位評価だった藤川を指名。
そこから2位・森、3位・佐藤と高校生投手を立て続けに指名するロマン型のドラフト。
ものになればリターンは大きいが果たして。。
リスクも大きい偏重ドラフトと言わざるを得ないか。
10位 巨人
1位の竹丸は狙い通りで社会人No.1投手を単独指名できた。
しかし2位でまさかの田和、これはかなりの高値掴みと言わざるを得ない。
3位の山城は1位評価もあった本格派左腕。
この順位は会心の指名。
下位も少々小粒な印象。
11位 日ハム
1位を二度外すとリリーフとして即戦力評価の大川を指名。これは高値掴みの印象。
2位のエドポロケインはものになればメジャー級、万波、水谷を全力にした日ハムらしい指名。
3位の大塚は今年の守備力No.1ショート。
この順位は会心。
全体的に小粒な指名となった。
12位 ソフトバンク
佐々木麟太郎の指名が吉となれば、大きく評価を覆すドラフトとなる。
現状は日本でプレーするのかアメリカに残るのか本人の意思が不明。
メジャーのドラフトが終わるまでは見守る形でリスクが大きい。
5位の高橋は上位評価もあったスラッガー候補。
2位以降は独自路線で私が評価するならばこことなる。
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今年は、1〜3位が大成功。
4位から8位までは、成功ドラフト。
それ以下は独自路線が入っているというか、
私の知識では少し低評価となります。
全ての指名選手に幸あれ!
夢を掴み取って欲しいです!