今年のミセス1回目の記事だ。
昨年同様、今年も私はミセスの記事をたくさん書くのだろうか。それはまだわからない。
噛めば噛むほど味が出てくる。
ミセスの真骨頂だ。
タイトルの「ダーリン」。これは「最愛の人」を意味する言葉。
この曲ではそれを「自分自身」として歌っている。
自分のことを愛してほしい。自分の可能性を否定しないでほしい。
18祭で若者に向けて発信したそんなメッセージをありありと感じる。
人と同じでいたい。
人と違うことに不安を感じる。
だけれども、人と同じでいて個性が発揮できないことにもヤキモキする。
若者たちは「自分の立場」ばかりを気にしなければ生きていけないのだ。
情報が溢れているからこそ、それをうまく活用できないことは自己責任。
情弱は搾取される。
どう考えても騙す方が悪いのに、騙された方を蔑むような言葉がオンライン上で踊る。
それにフィルターなく晒されて、子供の時から大人でいなければならないアダルトチルドレン。
今の若者世代、そのほとんどがアダルトチルドレンなのではないだろうか。
愛情に飢えている。
だからこそ、自分だけは自分を愛してあげてほしい。
そんな、痛切なメッセージを感じる曲だ。
ミセスは深い。
Mrs.GREEN APPLE『ダーリン』