
ありとあらゆることが私の頭脳を揺り動かす。
まるでノイズの様に歪な音を立てて「キリキリ」「ザー」と、私の中に入り込んでくるのだ。
私にはそれを遮断する術が必要だ。
だから私は「主観」を封印して「俯瞰」に舵を切る。
たとえそれがどんなに些細なものであっても、人は判断をするたびにリソースを擦り減らしていく。
だから、スティーブ・ジョブズやバラク・オバマは服装のコーディネートにそのリソースを割かないために毎日同じ服装をしていたということは有名な話だ。
今の私。
生活環境の変化に伴い、常に何かに追われている様な感覚がある。
常に気を張っていなければならない様な感覚がある。
外にいても家にいても落ち着かないのだ。
本職に加えて始めた副業のようなもの。
いつ来るのかもわからない連絡に対応することが求められる。
そして娘のイヤイヤ期。
子育ての負荷は右肩上がりに進んでいく。
生まれたばかりの睡眠不足に「想像していた3倍」の負荷を感じていたが、それはまだ序の口だった。
そこから負荷は増えていき、今は「想像していた30倍」くらいの負荷を感じている。
ベテランママさんの話では、今のイヤイヤ期ですらまだ可愛いもので、小学校に通ってからも苦労は続くし、思春期がピークだと言う人までいる。
つまり、社会的に独り立ちするまで子育ての苦労は絶えないのだ。
もちろん、その分、喜びもある。
今の生活をブログを書き始めた頃の私から見たら、天国の様に見えるのだろう。
そう。今の生活は、私が望んで掴み取ったものなのだ。
さて、前置きが長くなった。
私は「俯瞰」と「主観」を自由に使い分けできる様になりたいと思っている。
「主観」を意識をONにしている状態としたら、「俯瞰」は意識をOFFとまではいかないがオートモードにしている様なイメージだ。
車のギアをニュートラルに入れている様な形で、特に思考のリソースを使わずに目の前のタスクを淡々とこなせる状態を指す。
意思決定に必要となる「主観」と、それを必要としない「俯瞰」を使い分けることができれば、思考のリソースを効率よく使える様に思う。
具体的な方法は思いついていないが、絶えず浮かんでは消える思考の波をシャットアウトすることができれば、これを実現できるのではないだろうか。
「デフォルトモードネットワーク」
人は、ぼんやりとしている時間に、思考の整理を行う機能が働くらしい。
その状態をデフォルトモードネットワークという。
つまり、「考えない時間」は脳にとって無駄ではないのだ。
私の考えている「俯瞰」の状態はこれに近い。
現代人は隙間時間さえあれば常にスマホをいじっている。だからデフォルトモードネットワークがONにならない。
常に何かに追われる様な感覚。
その正体は、自ら作り出す「仮想の忙しさ」なのかもしれない。
慢性的な認知負荷を減らすためには、どうしたらいいのか。私には意図的に考えることをやめる時間が必要なのだ。
そのための具体的な対策を考えて、行動に移さなければならない。





