「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

侵食

痛みや苦しみではなくて、 漠然とした将来への不安、 そういうものが精神を蝕む。 気が付かないくらいの速度で、 理想と現実の間に佇む、 埋まらない距離、 それに気がついてしまったら最後、 徐々に汚染されていく。 気が付かないふりをしても、 埋める努力…

横断歩道

「赤は止まれ」 「青は進め」 信号が「赤」から「青」に変わる。 「白」だけを踏んで進もうとしたけれど、 向かいから人が歩いてきた。 それを避けようとして、 少し斜めに踏み出したものだから、 「黒」を踏んでしまった。 一度そうなると次の一歩も「黒」 …

村上宗隆をキャッチャーに戻せ!

ヤクルトスワローズの村上宗隆が、 セリーグの新人王を獲得した。 19歳ながら36本の本塁打を放ち、 96の打点を上げる。 どちらも高卒2年目以内としては日本新記録、 逸材の揃う「清宮世代」 その中でも頭ひとつ抜け出して、 将来の日本の4番として期待される…

自分の言葉で話すということ

どこかで聞いたような言葉ばかりが溢れている。 その言葉で世相が作り出される。 「共感」によって自分をアップデートするならばいいけれども、 まるごとコピーして自分のものにしてしまう。 そういうことばかりしていると、 言葉が薄っぺらくなってしまう。…

人生はどれだけ勇気を出したかで決まる

ある研究結果によると、 人は「できなかったこと」をできるようになった時、 云わば「成長」を実感した時にドーパミンが分泌されて、 喜びを感じるらしい。 「失敗は成功のもと」 よく言われることだけれども、 それは真理なのだろう。 だから成長するために…

理想

相手に気に入られるために、 自分の立場を良くするために、 そういうところに動機を置いてしまうと、 大切な何かを置き去りにしてしまう。 どんどんどんどん先に進んで、 気が付くと大切なものが足りない。 生きるために必要だと思うものは、 全部カバンに詰…

心があるようなふりをしているだけ

「共感」 「同情」 「同苦」 人のことを自分のことのように思う力、 シンパシーってやつ、 「人の気持ちがわからない」 そう思う事が多いのであれば、 経験が足りないもしくは経験したことを自分の中に積み上げられない、 そういう生き方をしてきたのかもし…

アンドロイド

人の愛し方がわからないから、 そのための練習をする。 うまくやっている人のマネをして、 親しげに話しかけてみる。 どうも怪訝な顔で見られるな。 僕の顔をちらりと見ては、 みんな通り過ぎてしまう。 あの人と同じようにしているはずなのに、 うまくやっ…

浮気相手との間にできた子供を堕ろさせて自分の元に帰ってきてほしいと思うほどどうしようもない気持ちが真実の愛

ドラマ『G線上のあなたと私』 その最初の1話で出てきた言葉、 このドラマ、 私は波瑠さんが苦手なので、 ずっと寝かせておいたけれども、 1話を見てみるとどうやら面白そう。 断っておくと、 波瑠さんが苦手な理由は、 別に容姿がどうとかではない。 ドラマ…

ドストエフスキー『おかしな人間の夢』

短編集の中の1つだったけれども、 強烈な印象を受けた作品、 人生に絶望した男が、 自殺することを決意した夜に、 哀れな一人の少女と出会う。 助けを求められるも、 男はそれを振り切って家路に着く。 家に着くと「死」を覚悟したはずの自分に生じた 「憐れ…

人間のクズ

リターンを求めればリスクは必要、 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」というやつだ。 お金を増やしたければ、 投資をしたり、転職をしたり、 宝くじを買うことだってリスクは低いがそれに当たる。 相手を得たければアプローチするしかない。 その結果として傷…

ぬくもりの奴隷

手を伸ばせば届く距離、 だけれども手を伸ばすことを恐れていた。 触れてしまったら最後、 そのぬくもりを失う恐怖に包まれてしまう。 冷たくて、 辛くて、 苦しくて、 だから少しだけ手を伸ばしてみる。 暗くて寒い木陰から、 恐る恐る手を伸ばしてみる。 …

サボテン

「ほっといてくれ」 人を寄せ付けないようにって、 そんなにささくれて、 「痛い」 その声を聞くたびに、 本当は僕の心も痛いんだ。 「いたい」 本当はいっしょに居たい。 そんな気持ちを隠すために、 精一杯にささくれだって、 傷つけようなんて、 まったく…

さんざん傷つけられたからって誰かを傷つけていいわけじゃない

そんな当たり前のことも忘れてしまう。 「怒り」は自分への期待の裏返し、 信念だとか、 自尊心だとか、 そういうものを傷つけられて生じるもの、 そういうものたちは、 人生を彩る上では欠かせないもの、 スパイスの役割を果たしてくれる。 だけれども逆に…

婚活の目的

写真は一瞬を写し撮る。 その時の緊張や喜びを、 小さな四角い空間に閉じ込めて、 長い時間の中から、 ほんの一部だけを切り取った姿、 それがいつものその人とは限らない。 人の心は一瞬一瞬変わり続けている。 目まぐるしいほどに、 色んな表情があり、 色…

非合理的なことに突き進む覚悟が必要なのかもしれない

効率的なシステムばかりを作り出す。 仕事も日常も、 できるだけ労力をかけないで、 コスパばかりを気にして、 アップデートを繰り返す。 そうして生きていると、 あるところで停滞感を感じてしまう。 成長しているはずなのに、 なんだか物足りない。 ハメを…

搾取

気がついたときにはもう空っぽ、 カラカラに干からびて、 一滴も残っていない。 「気持ちはつながっていた」 そう思っていたけれど、 いつだって一方通行なのだ。 去りゆくあの子は、 「女」としての自尊心を満たして、 どこか得意気に映る。 また補充しない…

憎しみの深まり方

私は若くて綺麗な女性のことが、 好きで嫌いだ。 期待する反面、 「相手にされてなどいない」 自分の利害のために愛想良くしているだけ、 そういう現実が突き刺さる。 彼女たちの多くは、 自分に需要があることを知っている。 だからそれを社会で生きるため…

人間なんていい加減な生き物

「余裕がない」 関係性があるから、 コミュニティの中ではそれほどではないけれども、 道行く人達からはそう感じる。 関係ない人たちだから、 その場限りの関係だから、 そう思うと人は気を使わなくなる。 普段は繕っているのだ。 居場所を守るために、 「ど…

NO NAME

このブログを始めた頃は、 心はどん底にありながらも、 どこかで希望のようなものがあった。 まだ行動の余地があったから、 「コントロールできる」 無意識にそういう思いがあったのだろう。 だけれども一通り動いてみて、 なんだか「諦観」とでも言うのだろ…

ここ2,3年の間に女性との間にあったこと

苦しみから逃れるために始めたブログ、 500記事を超えたので、 せっかくだから原点に立ち帰り、 苦しみの理由をまとめてみる。 完全にこじらせてしまい、 にっちもさっちもいかなそう。 「女性不信」 そうであることは間違いない。 そもそも「女性」と一括り…

「許せない」器の小ささに嫌気が差す

自分のこと、 本当に嫌気が差す。 何年も前の裏切りを許せない。 それどころか日に日に憎しみが増していく。 このままだと手遅れになる。 うまくいかないことを全部、 嫌いなあの子のせいにして、 どんどん積み重ねては勝手に憎しみに変えて、 そうやって醜…

楽しみよりも不安が大きいから満たされない

「満たされない」 その理由を言語化しようとした時に、 思い浮かんだ言葉、 楽しみは確かにある。 日常にだって、 少し先にだって、 だけれども満たされない。 それは将来への不安が大きいから、 きっとそういう事、 できることをやり切っていないから、 だ…

「少年の心」問題について思うこと

ますをです。 「週刊中年ジャンプ」 …書いてみただけとです。 ますをです。ますをです。ますをです。 ある会社説明会で女子学生からの質問、 「女性でも少年ジャンプの編集者になれますか?」 それに対して集英社の担当者、 「少年の心が分かる人じゃないと……

「孤独」を受け入れるということ

「誰かのために生きる」 「誰かと一緒に生きる」 そんなことばかりにこだわって、 「自分」を蔑ろにしてしまう。 人は「孤独」が怖いから、 誰かと何かを共有することで、 それを紛らわそうとする。 だけれども、 どんなに素敵な誰かが隣にいたところで、 「…

理想の女性像

いろんなシチュエーションはある。 理想の彼女だったり、 理想の結婚相手だったり、 不誠実な関係まで含めればキリがない。 そうやって一人を選ばずに細分化して、 「理想」というものを明らかにしすぎるから、 結婚は遠のくのかもしれない。 だからこそ、 …

昼下がりに公園を散歩して、図書館に併設されたカフェで優雅に時を過ごす

その日はそんな一日だった。 女子大の前を通り、 入試を受ける女子高生を横目に公園へと向かう。 休日なのにご苦労なことで、 「試験を受ける」 誰かに試される機会は増えたけれども、 カジュアルな資格試験を除いて、 そのような機会には久しく臨んでいない…

酒を飲むと本性剥き出しになる

普段はセーブしているのだけれど、 久々にだいぶ飲んだな。 私は飲んだら饒舌で良い奴になる。 そして女性に対しての欲望剥き出しになる。 日常でよほど我慢しているのだろうな。 余計なことは言わないようにしている。 責任ばかり増えるから、 無闇に優しく…

脳内リソースの無駄使い

特に大きな事があったわけではないけれど、 なんだかとてもイライラする。 人生で一番嫌いになった人のことで、 避けられてもイライラするし、 距離を詰めようとされてもイライラする。 もはや存在を認識するだけでもイライラする。 小さなことの積み重ね、 …

砂の女

安部公房『砂の女』 ふとしたきっかけで手にとってみたけれど、 とても示唆に富んだ面白い作品だった。 男には妻がいる。 だけれども関係は冷え切っている。 教師という仕事もある。 だけれども人間関係は希薄だ。 日常に飽き飽きしていて、 唯一の楽しみは…