「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年に影響を受けた作品たち

今年のまとめ記事です。 本『ハーモニー』 tureture30.hatenadiary.jp 初めは文体が独特で読みづらいと感じていましたが、 どんどん世界観にハマっていきました。 日本SFの最高傑作との呼び声もある作品です。 同作者の『虐殺器官』も続けて読んで、 中途半…

2020年を振り返って

当たり前だったことが、 当たり前ではなくなった1年だ。 だけれども「人間の本質」は変わらない。 研究結果として出ているみたいだけれども、 「孤独」というものは大きな健康リスクらしい。 言葉を交わす。 体が触れ合う。 命を躍動させていたものが、 鳴り…

人生のロードマップ

「生まれて」から「死ぬ」まで、 紆余曲折することが当たり前だ。 始めから終わりまで真っ直ぐな道なんてない。 たまたま真っ直ぐな道を歩んでいる時があっても、 その手前までは曲がりくねっていたかもしれないし、 その少し先はどうなっているかわからない…

子供が子供のままではいられない時代

先日の記事に書いたけれど、 近頃の若者は超感覚の天才が世に出やすい反面、 「手を放す」ことの早すぎる人が多いように感じる。 物心ついた時から多様な価値観に触れて、 目の前には「無限の可能性が広がっている」と信じている。 そうやって爆上げされた、…

羽生結弦選手に見る「人間としての完成度」の高さ

今季もフィギュアスケートが始まった。 世界の状況から大会を開催するのにも、 大きな苦労があるのだろう。 そんな中で行われた全日本選手権、 圧巻の演技で羽生結弦選手の優勝となった。 前にも一度記事にしたけれど、 羽生くん、 彼は本当にすごいと思う。…

「映秀。」の『東京散歩』から感じる凄味

テレワークになったものだから、 適当に音楽を流しながら仕事をしているのだけれども、 AmazonMusicで不意に流れて、 「これは」と思う曲と出会った。 アーティスト「映秀。」氏の楽曲『東京散歩』 読み方は「えいしゅう」 気になって調べてみると、 まだ18…

自分を客観視することに慣れた「新人類」

私はブログを通して自分の内面を、 「これでもか」というくらい晒している。 だけれども、 外面については晒していないし、 晒すつもりもない。 「YouTuber」という人種、 彼ら、彼女らは自分の外面を晒している。 「インスタ」やら「TickTock」もそうだろう…

「ポエマー」という言葉に含まれる侮蔑について思うこと

私は世間一般でいうところの、 「ポエマー」に属するのだろう。 ブログの世界では恥ずかしい文章を惜しげもなく披露している。 そしてそこに心地よさすら感じている。 英語で詩人を表す言葉は「poet」 「ポエマー」という言葉は和製英語らしい。 そこに込め…

「ahamo」に追従する「SoftBank on LINE」について思うこと

先日記事にした「ahamo」 文字通りの「破格」 tureture30.hatenadiary.jp それを受けての動向、 私が最も注視していたのがソフトバンク、 「ahamo」とほとんど変わらない水準で勝負してきたようだ。 月額:2980円(税別) 使用可能容量:20GB 通話:5分まで…

「サディスト」と「マゾヒスト」の分かれ目

誰しもが抱く「無垢」に対する憧れ、 だけれども、 生きているだけで心は汚れてくるのだ。 どんどん薄汚くなってしまっていき、 何かの拍子に一線を越えてしまうと、 「無垢」はもう二度と手に入らない。 その「絶望」に直面したときに、 「まだ手にしている…

自己正当化モンスター

「うまくいかなかった時」 それを受け入れるための思考回路を考察すると、 大きく2種類に分けられるように思う。 1つは、 うまくいった先の未来にケチをつけて、 「うまくいかなくて良かった」と自分に言い聞かせる方法、 もう1つは、 「うまくいけば良かっ…

「メタ認知」のし過ぎによる弊害

「メタ認知」 己を客観視して感情のセルフコントロールを促す。 これにより必要以上に感情に囚われなくなる。 私にとってのブログ執筆はこれにあたるだろう。 執筆中だけではない。 浮かんだ言葉を書き留める事がクセになった。 そして没となった記事やスト…

「世界」ってものはもっと緻密で繊細なもの

年を取るにつれて、 「世界」のことをわかったような気になっていく。 だけれども、 それは「自分」というフィルターを通して見える自分が作り上げた「世界」 都合の良いものしか目に入らないように、 自分で自分に「目隠し」した上で見える、 そんな「世界…

「人とのふれあい」がサービスとして求められる時代

「いやらしい意味」ではない。 いや、「いやらしい意味」も含めてか。 「自粛」が叫ばれてから、 早9ヶ月ほどが経っただろうか。 今年ほど、 一人で過ごす時間が長かった、 そう感じた年はなかったように思う。 社会要請に応じて、 人はなるべく接触を避けて…

「ペットボトルの中」に見える景色

ペットボトルで水を飲む。 少しずつ斜めに傾けながら、 目線よりも上にかざしてみる。 舌を使って出口を堰き止めて、 少しずつ角度を増していくボトル、 75度くらいまで上がったところで、 ふとボトルの中に視線を注ぐと、 「水の中」にいるみたい。 そのこ…

【プロ野球2020-2021】来季に向けてスワローズの補強が熱い

FA権獲得の3選手に対する超大型契約の提示に始まり、 3人の現役メジャーリーガーを獲得、 ソフトバンク・内川の入団が決まった。 更には他球団を戦力外になった若手を育成中心に獲得、 今年のスワローズはまさに本気! 2年連続でダントツの最下位からの巻き…

「信念」と「合理性」のせめぎ合い

私がこれまで獲得してきたアイデンティティ、 それに固執するあまり、 「合理性」を欠くことがしばしばある。 多くの場合、 素直に「合理性」に身を任せた方が楽だ。 そんなことはわかっているのだけれど、 そうできないのが「私」なのだ。 簡単に手放してし…

「トラウマ」の源泉

最近気が付いたこと、 「憎しみ」という感情が、 私の中でどのように生まれたのか考察してみた。 消えてしまわないように注意深く、 「憎しみ」くんの後をつけてみたのだ。 すると意外なことに、 「未来への不安」よりも、 「取り返せない過去に対する憤り」…

「ちゃんとした人」過ぎて居心地が悪い

何事にも「あそび」というものが必要だ。 何かあったときのために余白を残しておく。 そこまで計算して生きて初めて、 「大人」になれるのかもしれない。 ドレスコードのあるようなレストラン、 「居心地が悪い」 それが日常に溶け込んでいるような人ならば…

無駄に「画素数」が上がってしまった

家を出た途端、 妙にイライラする。 道行く人の一挙手一投足が目に留まり、 心をざわつかせる。 「思い通りにいかない」 そんなもどかしさに起因するのだろうか。 「負の感情が駆け巡る」 何をしていても、 何をされてもイライラする。 「気をつけなければな…

「希望」を信じるよりも「絶望」を信じる方が容易い

だから人は「絶望」の引力に引き寄せられる。 「セルフハンディキャッピング」 自分で自分の将来に予防線を張るのだ。 tureture30.hatenadiary.jp そういうことが日常になって、 表面的には「優しい」人たちに囲まれて生きていく。 「希望」を信じること、 …

男性における「間接的性被害」について

私の属性は「童貞」 決して「非モテ」ではないと、 これまでの体験を綴ることで、 自尊心にATフィールドを張っているけれど、 どう考えても私は「性的弱者」だ。 「直接的な性被害」 時代とともに性癖が歪んできたのか。 それとも認識が広がって被害が公にな…

「真剣に相手を探しています」の「真剣」って何だろう

「婚活」の謳い文句としてよく見かける言葉、 「真剣に相手を探しています」 「真剣な方のみお願いします」 私は男の立場から見ているので、 見えないところがたくさんあるのだろうけれど、 おそらく「体目的」 遊び感覚のアプローチをする男がいるのだろう…

「都合の良さ」を使いこなせないのは人としての欠陥

「人は都合の良い生き物」 私はたびたびそういう表現を使ってきた。 ある種の「皮肉」を込めての言い回しだったのだけれども、 裏を返せばそれが「表」なのだ。 当たり前のこと、 皮肉でも何でもなく、 それが人の本質、 メタ認知がクセになっているものだか…

何もない

「結婚」だの「出産」だの「育児」だの、 周りはそんなイベントで盛り上がっている。 私には何も起こらない。 「何のために生きているのだろう」 そう思うことが増えた。 「親に対する責任」くらいしか思い当たらない。 俗にいう「平均年齢」 ライフイベント…

ドラマ「#リモラブ」の檸檬さんについて

波瑠さん演じるお堅い産業医である「草もち」さんと、 松下洸平さん演じる総務部員の「檸檬」さん、 たまたまゲームで知り合って、 毎日のようにチャットをする仲になった二人、 ところが実は同じ会社で働いていた。 文字でしか知らない相手に惹かれながらも…

ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」について思うこと

2021年3月から提供の新プラン、 どうやらドコモが本気を出したようだ。 まずはプランの概要 月額:2980円(税別) 使用可能容量:20GB 通話:5分まで無料 回線:5G対応 事務手数料やMNP転出手数料はかからず、 オプションとして[+1000円]で電話かけ放題にな…

「ピタリとハマる人」に出会えるという「ビビっと話」について

「この人かもしれないな」 婚活を始めてからそう思える相手に、 一人だけ出会うことができた。 だけれども、 そう思っていたのは私のほうだけで、 「手をつないで帰った日」を最後に、 その人と会うことはなかった。 私はもう色んな人に、 「相手を探してい…

ダイドーブレンドコーヒー「鬼滅缶」のCMで放たれる「伊之助かよ」の一言に思うこと

どこもかしこも『鬼滅の刃』一色だ。 コミックランキングは、 1位から22位までを独占、 映画の興行収入では、 『タイタニック』を追い越して、 国内の歴代2位にまで押しあがったらしい。 「とりあえずコラボしておけばいい」 そんな風潮で溢れている。 こう…

「語彙力」が足りないから中傷が生まれる

面白い記事を見た。 表題はその中で出てきた表現、 なんとも腑に落ちる言葉だ。 感情表現の苦手な人ほど、 短絡的な表現でその気持ちを吐き出してしまう。 生じた「違和感」をうまく言語化できないのだ。 だから「バカ」だとか「死ね」だとか、 安易に相手を…