私は毎年50冊ほどの読書をしている。
1ヶ月で7,8冊読む月もあれば、1冊しか読まない月もある。
じっくりと読みたい本を読んでいるときは、時間をかけて読むし、そうではないときは1時間ほどで読み終えることもある。
忙しい中でも読書の時間を確保するために、湯船に浸かりながら本を読むことを日課にしている。
しかし、夏場になると湯船に浸かる回数が減る。
だから、最近の私は読書が捗らないのだ。
新しい本を手に取る機会が減った。
図書館に通うことがなくなった。
湯船に浸かる機会の減少以上に、私の気持ちが忙しさに支配されて、頭を使うことを求めていないことが、読書の減少に拍車をかけている。
転職後の忙しさは、私の人生から彩りを奪っているのかもしれない。
そう考えることが増えた。
妻と共に働いているものだから、今のところお金には困っていない。
それでも私は働き続けている。
「そういう時期」だと割り切って過ごしているけれど、どうも終わりが見えない。
私は私の時間をお金に変えながら生きている。
それは当たり前のことなのかもしれないけれど、その意識が高まれば高まるほど、働くことに対して主体性を失ってしまうのかもしれない。
今の私は、多くの時間をやり過ごしている。
モモで言う「時間泥棒」に時間を奪われている状態なのかもしれない。
先のことを考えなければならない。
割り切って生きるのか。それとも主体性を取り戻すのか。
読書は興味のバロメーター。
そういうことなのかもしれないな。