今年の漢字が発表されたそうだ。
今年の漢字はなんと「税」
まったく洒落にならない選出である。
昨年の「戦」と比べると、
まだ世の中は平和な方向に向かっている、
と捉えるべきなのか。
「増税メガネ」と揶揄される岸田総理。
就任した時の期待値は高いはずだった。
庶民派で苦労人。
そんな印象から一転、
あれやあれよと転げ落ち、
今では国民からの支持率は危険水準に達している。
世間を賑わす裏金問題で閣僚は総崩れ。
近いうちに組閣の見直しが行われることは間違いない。
増税策の多くは数年規模で決まっていたはずだから、全てが岸田総理の責任ではないと私は考えているが、巡り合わせの悪さもまた、その人の持つ特性なのだろう。
要は「持っていない」ということになる。
今年は政治に振り回された一年だったのだろうか。
給与は増えても所得は減るというなんとも世知辛い状況に陥る日本。
集めた税金を有効に使うのであれば文句はない。
そして、すべての国民が得をするような税金の使い方など存在しない。
それでも、税金の使い道を考えることが政治家の大きな仕事なのだから、その難題をクリアしてもらわなければ国民は困る。
国民にしたところで、増税=悪という認識ではいけない。
国民生活に対して有効な使い方をできるのであれば、増税は必ずしも悪ではないのだ。
政治不信は深まる。
今の状態では何をしても叩かれるだろう。
政府はブランディングのプロでも雇った方が良いのではないだろうか。
それで国民に納得感が生まれるのであれば、それは有効な税金の使い道なのかもしれない。
なんともバカらしいことだが。