12月に入ってから、ほとんど生産性のあることをしないまま10日間が過ぎた印象だ。
「やらなければならないこと」だけをこなしながら、なんとか過ごしてきた。
もはやオートマティックだ。
宇多田ヒカルさんが軽やかに「It's automatic」と歌っていなような状況だ。
目の前に降ってきたタスクをこなすだけで、何か生産性のあることを自分から進んでした記憶がない。
あるとすれば、昨日の昼に作ったチャーハンくらいなものだろうか。
歯茎の手術を甘く見ていた。
こんなに大型になるとは思ってもいなかった。
私は1週間ほど体調不良に悩まされ、それが落ち着いても痛みと違和感で食事をとる気がしない。
流動食中心の食事だとエネルギーも補給できない。
そうなると自然と積極性は失われていく。
ただ受け身に時間を過ごし、「やらなければならないこと」だけをこなして生きるようになる。
忙しい年末の時期にこのロスは大きい。
残りの期間でリカバリをしなければならない。
それとも、
もはや諦めて来年の私に任せようか。
体調は万全ではない。
今年はゆっくりと療養に当てて、来年に皺寄せを持っていく。
それも悪くはないかもしれない。
転職をしてから感じるのだが、私の生活は「その日暮らし」に変わっていった。
先のスケジュールを綿密に立てて生活をコントロールする余裕はなくなり、とにかく目の前の課題と向き合い続けてきた。
そうしているうちに時は過ぎていく。
気がつくと随分と時間が経っていたようだ。
特に夏は仕事しかしていなかった気がする。
私は主体的に時間を使うことができているのだろうか。
ここ最近よく考える。
熟練度が上がれば時間をコントロールできるようになると考えていたけれど、どうやらそういうことでもなさそうだ。
恒常的に残業が多くなると、その残業代を見込んで家計を考えるようになる。
そうすると残業をすることが当たり前となり、恒常的に仕事に時間を費やすようになる。
「残業の多い人は、残業をしなければならない体になる」
誰かがそんなことを言っていた。
それは正しいのだろう。
「月に何十時間までならば残業をしても良い」
そんな考えに陥ると、やがて
「むしろ何十時間くらいは家計のために残業をしておきたい」に考え方が変わる。
そうやって「残業マシーン」ができあがるのだ。
だいぶ話が逸れたな。
とにかく、私は年末の時間を取り戻さなければならない。
そのためには、それまでの生活を見直して効率化しなければならない。
そうすれば、自分の時間をコントロールする余裕が生まれるかもしれない。
この年末は、それに挑戦する期間なのかもしれない。