すっかりと夜が長くなり、
16:30ごろには暗くなっている。
夜が昼を支配して久しい。
その転換点となる2023年12月22日、
今年も冬至を迎えた。
まともに眠ることのできなかった時期は、
この日を心待ちにしていた。
夜が怖かったからだ。
今ではあまり気にしなくなったけれど、ふと思い起こすと、冬至は私にとって好ましい転機だということに気がつく。
ここが天井で、ここから先は夜が短くなっていく。
そう考えると、明るい未来が待ち受けているような気持ちになれる。
ただのおまじないに過ぎないが、
なんとなく、そう感じるのだ。
辛い過去を乗り越えて、
幸せな今を享受する。
今の私は幸せだ。
おそらく客観的に見ても幸せに見えることだろう。
それでも常に漠然とした不安は、すぐそばにある。
「人生、一寸先は闇」だということを、
経験したからだろうか。
だから私は、冬至を迎えると安心する。
この一年を乗り越えることができたという安堵もあるのかもしれない。
年末を迎えて心機一転。
また新しい気持ちで前に進みたい。
人類には、明るい未来が待っているはずだから。