完全なミーハーだけれども、
ラグビーが面白い。
前大会の日本の快進撃は1試合も見ていない。
興味を持ったのは、
ドラマ『ノーサイド・ゲーム』から、
「何でわざわざこんなことをするんだろう?」
プレーを見ているとそう感じることが多いが、
ルールで固められているのだ。
一見よくわからない動きに思えても全ては合理的、
トライの時に何でわざわざ真ん中まで走るのかと疑問だったが、
ボーナスキックの位置がトライした位置で決まる。
だからキックを決めやすくするために真ん中でトライをする。
他にも倒れたらボールをすぐに離すだとか、
横からボールを取りに入ってはいけないだとか、
色々なルールがある。
知ってみると「なるほど」と思う。
ラグビーはもともと祭りのイベントから始まり、
それを競技として成立させるために、
ルールをどんどん足していったらしい。
だからこんなに複雑なのだ。
そして球技なのにボールに当たらないで人に当たりに行く。
他のスポーツならばほとんどアウトどころか一発退場、
本当に球技なのかと思うほど激しい。
オールブラックスの「ハカ」
「私は死ぬ。私は生きる」と、
相手を威嚇すると同時に自らを鼓舞する意味があるそうだ。
本当に命がけ、
そして危険だからこそ、
互いに敬意を忘れないし、
チームワークの重要性は他の競技の比ではない。
仲間が続いてくれると信じて、
初めの一人は敵陣に突っ込んでいく。
ドラマでは「チームは家族」というシーンがあったけれど、
仲間に命を預けると言う意味では家族以上、
相当な覚悟がなければ続けられない競技、
選手たちは毎日生死と向き合っているのだろう。
まだ数試合をかじっただけだけど、
ラグビーって面白い。
会場はどこも超満員、
初の日本開催、
ここに至るまでには、
色々な人の思いがあったことだろう。
歴史に残る素晴らしい大会になること、
日本の快進撃と、
競技の普及を願う。