たまたまテレビをつけると試合がやっている。
私が見た試合は2戦2勝だ。
どちらも終盤の粘りで、15点最上を大逆転勝利!
こんな素晴らしい試合を2つも見ることのできた私は幸運だ。
サッカーや野球と比べると、大々的にメディアで取り上げられてはいないが、バスケットボールが面白い。
バスケは「流れ」のスポーツ。
リズムの良い時はとことんシュートが入り、悪い時はとことん入らない。
不思議なものだ。
昔のバスケとは違い、役割分担はだいぶ曖昧になった。今はインサイドの選手にもスリーポイントが求められる時代だ。
ボール運びやポストなどは役割が決まっていても、全員がシューターであり、守備ではハードワークが必須となる。
ヒーローは日替わりで、調子のいい選手がお立ち台に立つ。
大会を通して、大黒柱の渡辺選手がいるとしても、絶対的なエースという存在はいない。
スポーツのレベルはどんどん上がっていく。
行き着く先は、なんでもできるオールラウンダーなのだろうか。
それぞれがそれぞれの役割を果たして強いチームが作られるという『スラムダンク』のような時代ではないのかもしれない。
カーボベルデとの最後の試合に勝てば、日本はアジアで一位となり、48年ぶりに自力でのオリンピック出場が決まるらしい。
バスケットボールの世界は、サッカーとはまた勢力図が大きく異なる。
聞いたことのないような国が強かったりする。
これまでの日本ならば、体格が小さく苦手であったフィジカルスポーツでも発展は目覚ましい。
技術で買ってきた日本だが、今や外国出身の選手が増えたり、トレーニングが確立したりと、体格でも世界に追いついてきた。
バスケットボールからラグビーに続くW杯リレー。
日本の快進撃がどこまで続くのか。
次の試合も楽しみだ。