実家で姪とアンパンマンを見ていた時に、
「メロンパンナちゃん」はいい子だな。
そう思った。
優しくて思いやりがあって、
尚且つみんなのために身を挺して戦う、
そんな強さを兼ね備えている。
おまけに必殺技はチートだ。
「メロンパンナのメロメロパンチ」
ちょこんと触っただけで、
相手をメロメロにしてしまうのだ。
触れられてもいないのに、
どうやら私もパンチを食らってしまったらしい。
メロンパンナにメロメロだ。
この時からアンパンマンにおける、
私の推しキャラは「メロンパンナちゃん」になった。
私の理想の女性像である「ナウシカ」に通じる、
そんな包容力と力強さを兼ね備えている。
さて、『アンパンマン』における男尊女卑、
決してアンパンチをお見舞いしないのだ。
おそらくいつもそうだ。
少なくとも私はドキンちゃんをぶっ飛ばすアンパンマンを見た記憶がない。
女性に暴力を振るうわけにはいかない。
そんなメッセージだろうか。
容赦なくハンマーをお見舞いする。
バイキンマンは男女同権論者、
そういう見方もできる。
アンパンマンは「正義」の象徴だ。
「正義」はフェミニストにあることになる。
多くの場合、身体的弱者である女性、
たとえ敵であっても「鉄槌」を下すことはない。
それがアンパンマンの正義、
国民的アニメであるアンパンマン、
子供にはいまだにトップクラスの人気だ。
我々は子供の頃から、
知らず知らずのうちに、
こうしたジェンダーの価値観を植え付けられているのかな。
たとえ身体的な面でなくても、
女性に対して威圧的な物言いをすれば悪になる。
反面、女性の根回しをした表立たない攻撃は巧妙になる一方だ。
社会進出に伴って、
女性たちは巧妙に社会に適合してきている。
偉くなろうとはしなくても、
一定の立場を得ることに長けているのだ。
今は社会要請も追い風だ。
セクハラに対する罰則を社則に明記している企業がほとんどだろう。
ジェンダーの問題を振りかざせば、
それが伝家の宝刀になるのだ。
そうやって追いやられる男たち、
それならば私はアンパンマンよりも、
バイキンマンの立場を推すことになる。
もちろん暴力は悪だけれども、
男だって自衛のために巧妙な根回しをして立場を守る必要があるのだ。
バイキンマンはそれが稚拙だから、
いつもアンパンチをお見舞いされる。
ところが、
いくら巧妙に根回しをしたところで、
メロンパンナのような女性にメロメロパンチをお見舞いされたら、
ひとたまりもないのだ。
男は単純なものだな。
女性たちはそれを知っていて武器にしているのだ。
気をつけなければならない。
さて、
ここ最近はカロリーを気にしてか、
メロンパンを食していない。
果汁が入っていない方が好みだ。
何だかメロンパンが食べたくなってしまった。
どうでもいい記事を書きたくなったので、
駄文を書き連ねてしまった。
悪しからず、
この記事を通して、
メロンパンナの魅力に気がついていただければ幸いだ。
結局、私は女性を恐れながらも、
女性のことが好きなのだ。
パンに性別があるのかはわからないけれど、