心が弱っている時。
誰かの心に強く寄り添いたくなる。
そんな気持ちは、ひどくわがままなのだ。
だけれども、
本来、恋とは先のことなど考えずに、
その時の気持ちを何よりも優先した先にあるもの。
相手のステータスばかりが先行した恋など、
「まやかし」に過ぎないのかもしれない。
あいみょんの、この辺りの心情を表現する力は、
ずば抜けている。
どれだけの経験を積み重ねてきたのだろうか。
恋が人生の全てではないけれど、
いわゆる「セカイ系」のような作品にときめく層が一定存在する。
恋にお熱な時代は、
いつまで経っても恋にお熱なのだ。
私は結婚してから、
そのあたりの感情が枯れていく感じがしている。
私にとって「恋」は、もう過去のものなのかもしれない。
これからは、穏やかな形での「愛」に生きたい。
あいみょん『ハート』