最近モヤモヤすることが続いている。
主に店員関係だ。
セール品のはずなのに、買った後でレシートを確認したら割引されていなかった。
歯医者で「大したことはない」と言われて治療を始めたのに、いざ治療をしてみると大変そうにしながら、「普通は抜歯をするのに」とこぼされる。
その後、痛みがあると言うと「抜歯が必要」と手のひら返しをされた。
整体院では、予約時間に遅れたら、次の予約があるから対応できないと言われ、無断キャンセル扱いにされて、キャンセル料を取られた。
私の確認不足に非があるといえば、確かにそれはあるだろう。
しかし、なんとも嫌な思いばかりする。
そうすると、次からは同じような思いをしたくないから、より細かい確認をしようと思う。
それがまたストレスだ。
世知辛い世の中になったと感じる。
コロナ禍を経て、サービス業は客に対してシビアな対応をするようになったのか。
「行き届かないサービス」が目立つようになったと感じるのは私だけだろうか。
それとも、私の周りだけなのだろうか。
今までの日本が恵まれていただけで、これが普通なのだろうか。
相手や環境のせいにしても仕方がない。
次からは、私が注意するしかないのだ。
結局は、自分でなんとかするしかない。
余裕がなくなってくると、自分のことだけで精一杯になる。
そういう人が昔よりも世の中に増えているのだろう。
そうやって分断は進んでいく。
人は「損をすることの嫌いな生き物」だから、自分が損をしないために、相手に損失を被せようとする。
「困った時はお互い様」ということにはならない。
全てのスキルには対価が必要だという風潮。
昔よりもお金で買えるモノやサービスが増えた結果、利害関係のない繋がりはどんどん減っているのではないだろうか。
時代の流れに逆らうことはできないのか。
自分は搾取されていないか。
自分は損をしていないか。
短期的な目で見れば、搾取されていることもあるだろう。
しかし、長い目で見てそれが特につながることも少なくない。
みんなが「損をしないこと」ばかりに敏感になって、自分の権利を主張することが当たり前になったならば、社会など成り立つはずがない。
どんどんそういう時代に進んでいる。
心の充足を数値化できたのならば、そんな時代に歯止めをかけることができるのだろうか。