休日になっても、仕事のことを考える時間が増えた。
私が社会人になってから一貫していたことは、勤務時間以外には仕事のことを考えないということだ。
その鉄の掟が崩れてきている。
私の生活には、どんどん仕事が侵食しているのだ。
忙しい会社で働くということは、そういうことなのだろうか。
これまでの私ではやり遂げることができないのだろうか。
辛いところではある。
ライフワークバランスとは、お飾りにすぎないのかもしれない。
ある程度の地位を目指すのであれば、ハードワークが必須になる。
私の職場を見てみても、地位のある人は軒並みハードワークを課されている。
私がそれを目指すのであれば、同じようにハードワークを求められることは仕方のたいことなのだろう。
所詮はトレードオフなのだ。
楽をして給料が上がることなどない。
一部の天才ならば話は違うのかもしれないが、凡人はハードワークによって力をつけるしかないのだ。
学びを力に変えて、徐々に仕事を任されるようになる。
力をつけて効率よく仕事をできるようになったとしても、さらに仕事は降り注ぐ。
その繰り返しなのだ。
嫌だったらやめるしかない。
それなりの仕事で、それなりの給料をもらえる環境に飛び出すしかないのだ。
「責任世代」
私もその域に含まれるようになってきた。
忙しいのは仕方がない。
そういう年なのだ。
あと20年くらいは、ハードワークに耐え続けなければならないのだろう。
長いな。
心を無にして、淡々とこなすしかないのかもしれない。
ストレスをやり過ごして、プライドをかなぐり捨てて、私は働き続けるしかないのかもしれない。