「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

9月も半分が過ぎた

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8月はとんでもなく長かった。

しかし、9月はあっという間に過ぎていく。

 

時の流れが遅く感じることと、早く感じること。

果たしてどちらの方が幸せなのだろうか。

一般的に、楽しい時間は早く過ぎて、苦しい時間は長く感じる。

 

今は時の流れが早く感じているということは、

それだけ私は心に余裕を持つことができているということなのだろうか。

 

人はいつだって無い物ねだり。

退屈を感じている時は忙しさを求め、忙しさに追われている時は休息を求める。

バランスの良いところで停滞することは難しい。

だから、多くの時を不満を抱えながら生きているのだ。

 

そうすると、その不満に対する姿勢が重要になる。

なまじ苦労が足りずに成功を手に入れてしまうと、多くの場合、人間性が十分に磨かれていない。

 

今の世の中は、ほんの些細なミスにより、積み上げてきた立場や信頼を一瞬にして失うことも少なくない世の中だ。

 

「人に優しくない世の中」

 

人が消費の材料とされている。

かつてないほどに時代の進む速度はあがっている。

飽きたら捨てられて、簡単に関係を切ることのできる世の中だ。

「絆」という言葉が信奉されており、それの価値は鰻登りに上がる一方だから、特に10代のうちは「友達」という関係が人生の全て、すなわち神となる。

 

心と心の繋がりの中に生きる喜びを感じており、それが満たされないと、不安で不安で仕方がない。

その渇きに耐えられない若者たちは、取っ替え引っ替え関係性を作っていき、その関係性の波に飲み込まれて溺れてしまうのだ。

 

だいぶ話が逸れたな。

私は何を書きたかったのだろうか。

そうだ。時の流れの速さの話だ。

 

楽しい時は一瞬で過ぎていく。

苦しい時は永遠と思われるくらいに長い。

 

どうせならば、一瞬で構わないので、人生が早く終わってしまっても構わないので、なるべく楽しく人生を謳歌して過ごしたい。

 

最後の人生を迎えた時に、トニートニー・チョッパーの育ての親であるDr.ヒルルクのように「楽しい人生だった」と心から思って散ることができるのであれば、それは本望だ。

 

「命は大事」

そのことに疑いの余地はない。

だけれども「命の使い方はもっと大事」

私は常々ブログでこう綴っている。

 

今の人類は、命を大切にするあまり、命を粗末に扱う中で手に入れられるような、心の震える経験を手放してしまっているのではないだろうか。

 

何も命を危険に晒すような行動を推奨するわけではない。

自らの生きるべき道を、自らの意思で決めて、それを目指して、責任を持って全力で生きること。

 

誰かに自分の時間を奪われてはならない。

苦難にも主体性を持って立ち向かうのだ。

私の今の立ち位置は、私が選択してきた積み重ねの先にあるものだ。

どんなに理不尽な目にあっても、それも自己責任なのだ。

 

確かな実力と、確かな人格を身につけて、目の前の課題に主体的に取り組む中で辿り着く場所がきっとある。

それを信じて、一歩ずつ着実に前に進む。

今の私にできることは、それしかないのだ。

いや、人生の多くはそういう時間なのかもしれない。

 

忍耐強く、しぶとく、生きるしかないのだ。