「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「嫉妬」は厄介なもの

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ここ最近の私は「嫉妬」を向けられる機会が多い。

昔は手に入らないものばかりに固執して、嫉妬する機会の方が圧倒的に多かった。

そんな私の環境は変わったのだ。

 

そうすると今度は「嫉妬」を向けられる側になる。

人の気持ちはなんとも難しいものだ。

私にとっては、今の環境は前の比べると過酷なのに、他人から見ると羨ましく思うのだろうか。

 

SNS全盛の時代。

キラキラした瞬間ばかりを切り取って、それを自らのアイデンティティとして投稿する。

だから他人から見れば、その人は羨むべき対象となるのだけれども、現実はそんなに甘くはない。

 

キラキラした瞬間のために、その何十倍もの時間を苦労に費やしているのだろう。

 

「喜び」があれば、それを掴み取るための「苦労」がある。

その「苦労」無くして手に入れた幸運による「喜び」を人は称賛しない。

そのことを幸運な当人は自覚しているから、自尊心は満たされない。

 

誰にもその人なりの苦しみがあるのだ。

「嫉妬する側」「嫉妬される側」

そのどちらにもその人にしかわからない苦しみがある。

 

そこまで想像して生きることは難しいけれど、想像することを諦める人生にはしたくない。

 

そのためには、あらゆる種類の苦労をすることが必要なのだ。

今の私は環境が大きく変わったことで、悩みの種類も大きく変わった。

 

それは私にとって、人生の幅を広げてくれるありがたいことなのかもしれない。

人生の隅から隅まで楽しむほどの体力は私にはない。

 

それでも、今の環境に対して主体性を持ち続けたいと思う。

最近は「若さ」に対する嫉妬を感じる。

 

人は気がつかないうちに、どんどん歳を重ねているのだ。

茹でガエルのように、気がついた時には手遅れだったりすることも多い。

 

日々コツコツと前に進み続けたい。

後悔のないように生きるためには、

それしかないのだ。