「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「カッコいい」とは?

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人とは違うことをして、

自分は周りよりも特別な存在なのだと感じることで、自己肯定感を満たそうとする人がいる。

 

自分の人生だ。

したいようにすれば良いのだけれども、

何か特別なことをしないと、

誰からも認めてもらえない人生は寂しい。

 

SNSに迷惑行為をする動画をアップして炎上する輩は、おそらく変わったことをしないと、自分の存在価値を誰も認めてくれないような、寂しい生活を送っているのだろう。

 

体を売る少女。

お金に困って止むを得ずという理由の人は少数派だろう。

おそらく彼女たちも、自分の体を差し出すことでしか、自分の存在価値を信じることのできない寂しさを抱えているのかもしれない。

 

自分らしく生きる中でさ。

自分の存在価値を、自分自身が認めてあげられる人。

私の感覚からすれば、そういう人が「カッコいい」のではないだろうか。

 

自らの行動は自分で決める。

その裏には、遠大な理想を抱えていて、

それに向けて一歩ずつ着実に歩みを進めている。

 

それを積み重ねた先に「理想」にたどり着く。

成功したから「カッコいい」のではない。

成功するために、ひたすら努力を続けてきたから「カッコいい」のだ。

 

SNS全盛の時代。

その人の人生の前後など顧みず、

ネットの世界には、最も輝かしい時の映像や写真が残り続ける。

 

その前にも後にも苦労はあり、輝く瞬間は、その人の人生から見れば、ほんの一瞬なのかもしれない。

しかし、世間はそういう目では見ない。

それが本人にとってのデジタルタトゥーにもなれば、それに憧れる人たちにとっても、手の届かない目標になる。

 

理想はどんどん肥大化し、一瞬の成功を追い求める刹那的な生き方が肯定される風潮になる。

そればかりを追い求めているうちに、自己肯定感は枯渇していき、環境のせいにしたがる。

「親ガチャ」なんて言葉は、その最たる例だ。

 

誰もが輝かしい人生を送っているわけではない。

デジタルな世界でキラキラしている人たちも、その生活を守るために必死で努力している。

キラキラした人生を送っていない人の中にも、多くの苦労があり、それの乗り越えた先に輝きを掴み取る瞬間がある。

 

「自分の人生を諦めない」

結局は、どんな苦難に直面したとしても、それを貫くことのできる人が「カッコいい」ということになるのではないか。

諦めずに先へと進み続ければ、必ずどこかに辿り着く事はできる。

 

自分の存在価値は、自分で決める。

どこまでも、そのことを忘れずにいたい。