今の仕事で苦労している点の一つ。
前にも書いたけれど、前の職場ではある程度実績があったものだから、私の立場は強かった。
それを捨てて転職をし、ゼロからのスタート。
何処の馬の骨ともわからない私の話を、よくよく噛み砕いて聞いてくれる環境ではない。
そうなると、細かいところまで指摘される。
少し読み解けばわかるようなことでも、一目でわかりやすい資料を作成したり、わかりやすい話をする必要があるのだ。
私の癖の一つで、「主語を省略することがある」というものがある。
これにより、話がわかりにくくなり、会話のやり取りが遅延することがある。
上司からはたびたび指摘されるのだが、癖というものは、なかなか簡単には直せない。
私は「めんどくさがり屋」だ。
「やりたいこと」と「やらなくてはならないこと」以外は極力やらない主義。
そんな性格をしているものだから、側から見たら必要だと思うことであっても、私にとっては必要だと思わないことが多いのかもしれない。
今の上司は、とにかく細かい。
自分とは違うタイプの人に指摘を受けることで、それまでの自分では気がつくことのできなかったことに気がつく。
その点ではありがたいのだけれども、あまりにも徹底して細かいと、やる気を削がれてしまう。
私は、それでも食らいつくべきなのだろうか。
それとも、ある程度は聞き流しても良いものなのだろうか。
そのバランスがいまだに掴めない。
現状を学びにつなげたい。
しかしながら、それまでの自分の価値観を変えるようなことをしすぎると、蓄積ではなく、上書きになってしまう。
その辺りの感覚が難しい。
パラダイムシフトにより、学ぶことは増えると考えていたけれど、単純にそういうわけではないのかもしれない。
しっかりと、つながる形で経験を蓄積していくこと。
もう少しその辺りを深掘りしなければならないのだろう。
そのためには、黙秘や目的を明確にすること。
まだまだ甘い。
疲れ切ってしまわない程度に、もう少し「意識のギア」を上げる必要がありそうだ。
めんどくさいことばかり。
それでも、多くは今の環境では、「やらなければならないこと」だ。
環境は変わっていく。
そして、私はそれを望んでいたはずだ。
それならば、それに合わせて、私も変わらなければならないのだ。