「成果」をあげることも大事だが「誠実さ」も同じくらい大事だと思っていた。
しかし「成果」は十分に上げてもらうことが最低限であることを実感した。
誠実であるか否かは副産物に過ぎないのだ。
いかに相手が誠実であっても、支払った対価や期待する成果に満たないものを提供された時、情状酌量の余地として、相手の態度を見ることになる。
しかし、相手がいかに塩らしくしていたところで、大きな損失を被った場合は、それで怒りを収めることはできないだろう。
「成果」と「誠実さ」は違うベクトルの要素なのだ。
そこを履き違えてしまうと、馴れ合いの許されない環境では、お互いに大きな痛手を被ることになる。
やはりビジネスはビジネスなのだ。
私はその線引きを態度で示すべきなのだろう。
それを怠ってきたから損することが多い。
「優しい」
それだけで人は育たない。
自分が我慢すれば良いという考えでは、全体最適化から遠のいてしまう。
態度を改めなければならないのかもしれない。
自分に対しても、他人に対しても、もう一段厳しい視点を持って接することが求められているのかもしれない。
厳しくし過ぎて追い詰めたり追い詰められたりしないようにだけは、気をつけなければならない。