「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「体当たりおじさん」が体当たりをする理由

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何度か記事にも書いているけれども、

人は「居場所」がないことには耐えられない。


だから「負の存在」だとしても、

誰からも相手にされないよりはマシだから、

イタズラをすることで「居場所」を見出そうとするのだ。


NARUTO』の主人公のうずまきナルトは、

里を襲った「九尾の狐」を封印する器として、

生まれてすぐに体内に化け物を飼うことになった。


その力に対する「恐れ」や、

「九尾」に対する憎しみを向けられて、

里のみんなに阻害されながら幼少期を過ごす。


「誰からも存在を認められない」


その寂しさから「イタズラ」を繰り返し、

「里の長」として「全員に自分の存在を認めさせる」と息巻く。

そうして始まる物語だ。


左側通行を無視してぶつかってくる「体当たりおじさん」

彼らは特に女性に対しては強気のようだ。

 

もしかしたらその本質はナルトと同じなんじゃないのかな。


される側からしたら「いい迷惑」だけどさ。

「自分の存在を認めて欲しい」って必死なんだよ。


「家庭」にも「社会」にも居場所がない。

そもそも何にも所属していないのかもしれない。


どんどん「居場所」を奪われていって、

誰からも相手にされない。

誰からも認めてもらえない。

自分の存在価値ってどこにあるんだろう。


そうやって悶々としながら生きている。


だから自分の存在を「世に示すため」に、

「自分はここにいるんだよ」って、

そんなアピールをするために「体当たり」を繰り返す。

 

「よけろよ」って態度をしながらも、

「おねがいだからよけてくれよ」ってビクビクしながら自分の存在を示すことに必死、

 

相手を「傷つけるつもり」なんて全然ないけれど、

「自分がいなかったことにされたくない」から、

「体当たり」に勤しんでいる。


そういうことなんじゃないかな。


なんとも哀れな存在だ。

「ナルト」は諦めずに自分の「居場所」を掴み取ったけれど、

「体当たりおじさん」たちはどうするつもりなのだろう。


どこかで変わらなければならない。


人生の責任を代わりに取ってくれる人はいない。

全ては自己責任なのだ。

 

自尊心がボロボロなんだよね。

誰からも受け入れてもらえないから、

 

だけれども、それは「するべき努力」を怠っているからなんじゃないかな。

 

人から認めてもらいたかったら、

まずは自分が人を認めること、

 

周りに対して敵意剥き出しで、自分の要求ばかりを倒そうとしたって周りは嫌がるだけ、

そこに自分の居場所を見出した先に何があるのか。

 

自分を傷つけ続けて、自分で自分を追い込んで、

どうしようも無くなったところで自暴自棄になって、

世の中が悪いだとか、恵まれている奴が憎いだとか、

敵意を向けることでしか自分の存在を肯定できない。

 

匿名の掲示板で憂さを晴らして、テレビに向かって罵倒して、

犯罪者の報道を見ては「自分よりも下がいる」と胸を撫で下ろす。

 

誰かと比べて優れていなければならないのかな。

あなたがしている努力は、自分のことを傷つけるための努力になってしまっていないかな。

 

変わりたいと思っているだけでは何も変わらない。

行動を変えなければ人生は変わらない。

 

「居場所がない」

 

それに耐えてジッと余生を送るならばそれでいい。

それも人生だ。

 

だけれども「嫌われる努力」をするくらいならば、

他に居場所を作り出す努力をすればいい。

 

どんどん追い詰められていくよ。

どんどん自暴自棄になっていくよ。

どんどん生きることが嫌になっていくよ。

 

体当たりはしなくても、

やたらと揚げ足をとったり、噛み付いてくる人も本質は同じ、

 

結局、人は人とのつながりの中でしか「生きがい」を感じることは難しいのだ。

 

だから人は、例えそれが間違っているものだとわかっていても、その「居場所」にしがみつく。

 

「居場所」に支配されながら生きている。

それでもつながりが欲しい。

 

「よけろよ」って態度をしながらも、

「おねがいだからよけてくれよ」って内心ビクビクして、

「体当たりおじさん」たちは、今日も体当たりを繰り返すのだ。