私の傾向なのか、
人類の傾向なのかはわからないが、
私は「自分の弱さと向き合っている人」を応援したくなる。
周りから馬鹿にされたとしても、自分の苦手なことに挑戦して失敗をしている人。
自分の望む未来に向けて、少ない可能性にしがみついてでも前に進むことをやめない人。
そんな人が身近にいる。
客観的に見ると、速いとか現実的な路線に乗り継いだ方が「安定」を手に入れられる可能性は高い。
それでも自分の可能性を信じて努力を続けている人を私は応援したくなるのだ。
それは、私が「安定」を求めてそちらの方向にに走っているからなのだろうか。
いや、ここ最近の私は「安定」とは違う方向に進んでいる自覚はある。
そうすると、私の応援したくなる気持ちの出どころは「共感」なのかもしれない。
今の私は足元が不安定で落ち着かない。
安定した会社に勤めてはいるのだが、業務内容が次から次へと変容するため、落ち着いて働くことはできていない。
いつ潰れてしまってもおかしくないような状況で働き続けている。
だから、私は同じように不安定な環境で生きている人たちに共感すると共に、私の状況に対しても共感してほしいと願っているのかもしれない。
今の私は転職前の2倍くらい働いている。
単純な労働時間も少しは伸びているが、それ以上に勤務時間中の密度が濃い。
決まった日数を在宅で働くことが許されているから、ある程度融通は効く。
しかし、常にタスクに追い回されていて、その内容が一定ではない。
求められる成果が度々変容しては、自分は何をしているのだろうと思うことも多い。
そんな自分でもよくわからない環境で自分が働いているからこそ、望む未来に向けて歩みを止めない人を、私は応援したくなるのかもしれない。