「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

今の時代に求められている「偶像」とは?

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「偶像」

いわゆる「モデルケース」と呼ばれるもの。

人々は時代の移り変わりと共に、異なる「偶像」を作り上げて、それを崇拝する。

 

「失敗しない人」

今の若者たちは失敗することを極端に避けようとする。

 

情報は無数に溢れている社会だ。

初めて取り組むことだとしても、自分なりに調べて準備をする事は可能となる。

そうすると、誰も教えてくれないからできない、という事は言い訳となる。

 

無意識にそれを理解しているからこそ、失敗する事は自己責任と感じる。

そうなると、勝算の低いゲームに挑戦する事はしない。

その繰り返しの中で、失敗することを恐れるようになるのだろう。

 

だから、大門未知子のように「失敗しない人」

それが今の時代に求められている「偶像」なのかもしれない。

 

今の社会は「優しい」ようで「優しくない」のだ。

ルールはどんどん従業員に有利となり、ハラスメントに対する目は厳しい。

少しでも道を外れた行為をしようものならば、それが大したことではなくても、誰かからの告発を機に大問題となる。

 

しかし、それはあくまでも社会要請に従っているだけで、人間自体の精神が変わらなければ、心の中ではどんな不満を抱えているのかわからない。

 

表向きだけ「優しい社会」へと進んでいるが、実態は「人の精神が追いついていない」のだろう。

立場の弱い人に有利なルールをつくれば、そこに当てはまらない人の中に不満は溜まる。

 

立場が強い人だけでなく、立場が弱いが有利なルールに当てはまらない人もいる。

誰かが得をするたびに不満は溜まっていく。

自分が損失を被るたびに不満は溜まっていく。

そういう社会なのだ。

 

そういう理不尽さに心を動かされず、自分は自分で他人は他人だと割り切る強さが求められる。

得をすればラッキーで、損をしたらたまたまアンラッキーだった。

ただ、そういうことなのだ。

 

変化の激しい時代に一喜一憂していたら体がもたない。

自ら進んで心を煩わせ、誰かの食い物になってやる必要などないのだ。

 

情報は無数に溢れているが、その分取捨選択には運が必要だ。

「失敗しても仕方がない」

失敗しなかったならば、たまたま自分にとって必要な情報を所得していただけ。

つまり、ただ運が良かっただけなのだ。

 

運に左右される時代だからこそ、運に振り回されてはいけない。