悪いことって重なるもの、
よりにもよって、
嫌いなあいつと席を同じくしないといけない日に、
持っていた傘が壊れていて、
突然の雨でびしょ濡れ、
そういうときに限って、
電車は遅れるし、足は踏まれるし、
信号のめぐり合わせが奇跡的に悪かったりする。
そういうもの、
だけれども、
小さな不運が重なるうちは、
笑ってやり過ごせばいい。
地震と同じで、
エネルギーを逃しているのだ。
不運のエネルギーが溜まってしまうと、
大きな不運として爆発してしまう。
だから、
「このくらいで済んでよかったな」
そう思っていればいい。
悪いことが重なると、
悪いことばかりに目を向けてしまうから、
自分から悪いことを待つようになる。
「それ見たことか」って、
悪いことが起きたのに、
自分の予想が当たったものだから、
どこか嬉しそう。
そうやって、
ダメージを軽減するのだ。
「予想が当たったから自分は優れている」って、
傍目に見るとなんだか滑稽に映る。
だから悪いことが起きたならば、
とにかくポジティブに捉えればいい。
「なんとかなる」ではなくて、
「なんとかする」その方向で、
その心持ちで生きていれば、
人生の課題のほとんどはクリアしたも同然、
「マインドセット」
少し前からよく聞く言葉、
「心持ち」のこと、
どのようなマインドセットを持つかで、
人生が大きく変わる。
ビジネス書やら啓発本に、
そんな言葉が踊るけれど、
「自発的なポジティブでありなさいよ」
要はそういうこと、
人任せのポジティブはただの風見鶏、
伸るか反るかは他人次第、
それではただの博打、
「悪いことが重なった」
そうしたら、
「いいことが起こる予兆だ」だとか、
「これを乗り越えれば成長できる」だとか、
「これが起きなかったらもっと悪いことが起きていたかも」だとか、
なんでもいい。
前進へのエネルギーに変えればいい。
反省は大事だけれども、
真相なんていくら考えてもわからないもの、
そんなことに時間を費やすくらいなら、
うまく利用してやればいい。
そうしたら、
「不運くん」は、
こいつは相手にならないなって、
逃げ出してしまうはず、
不運やら不幸やら、
そんなものにしがみついて、
「私はこんなに不幸なんです」って、
自慰に耽っているから離れることができない。
一度出したらもう終わり、
リセットして次!
それでいいじゃない。
「なんて日だ!」
なんだかその一言に救われた。
不運を笑いに変えられる。
それってとても素敵なこと、