「人として尊敬できる」
私がパートナーに求める条件として、
真っ先に思い浮かぶもの、
だけれども、
その条件を満たす女性には、
なかなかお目にかかれない。
今回会っているお相手にしたって、
結局私は彼女の「若さ」に惹かれているのだろう。
「若い女性から恋愛対象として見られる」
そんな男としての自尊心を満たしたいだけなのだ。
だから私は相手の「えっ?」と思うような、
そんな「わがまま」に対しても、
「作り笑い」で包み込む。
「優しすぎて怖い」だとか、
「もっとわがままを言って欲しかった」だとか、
そんな別れ文句を言われたことがある。
私が我慢することで、
私は相手の気持ちをつなぎとめようとしているだけなのかな。
おそらく今回のお相手とは、
彼女が若くなければ、
3回も会うことはなかっただろう。
そう思ってしまうことが、
私の「不誠実さ」を証明している。
そのことを友人に話してみると、
「恋愛には「時」ってものがあるから、
ますをがその「若さ」を含めた相手に惹かれて、
相手も年齢を含めてますをに惹かれていればそれでいいんじゃないの。
生まれる「時」は選べないんだからさ。
ここだけの話、
俺だって奥さんと若い頃に出会っていたら、
絶対に結婚していないと思うよ。
年を取ってから出会ったから選べたんだと思う。」
だなんて、
そんな素晴らしいことを言われた。
だけれども、
心がつながっている感触がないのだ。
相手はきっと、
私のことを「結婚相手」として見ている。
今の環境に「出会い」は期待できないらしい。
若いのに極端に出会いがないらしく、
人付き合いは狭く深いタイプ、
メッセージにしても、
話していても、
あまり社交的なほうではなさそうだ。
だから私を逃したら、
「もう結婚できないかも」って、
そんな強迫観念が働いているのかもしれない。
3度目のデート、
先日記事にした、
「対面で食事をしているとき」
その時の彼女はちっとも楽しそうではなかった。
にもかかわらず、
次の約束はすんなりと決まり、
「次に会うのを楽しみにしている」
お互いそんなやり取りで終わっている。
私の中で、
そこに「違和感」が芽生えてしまった。
「このまま先に進んでもいいのだろうか」
急に鈍くなった返事のレスポンス、
相手も同じことを感じているのかもしれない。
私は男のくせに、
「察しが良すぎる」のかもしれない。
だから女性は居心地が悪いのかな。
何かをするたびに、
私に許可を取ろうとする彼女、
そのたびに笑顔で、
「気にしなくていいよ」
そう答える私、
「すみません」
と口にする彼女、
何かを強要するわけではないけれども、
態度に出てしまっているのかな。
デートの場所も行き先も、
サラダの取り分けから話題の選定まで、
相手が気が付く前に、
なんでも先にやってあげてしまうのだ。
「エスコート」と言えばそうなんだろうけれど、
それが窮屈に思われるのかな。
女性が自立した時代だ。
そういうことは求められていないのかもしれない。
2度目のデートでは、
1度目にはしていなかったリップをつけていた。
3度目のデートでは、
2度目と同じ服装だった。
2度目は楽しみにしていたけれど、
もしかしたら3度目は、
あまり気持ちが乗っていなかったのかもしれない。
「次も楽しみにしています」
そこで終わっているけれど、
彼女との4度目のデートはあるのだろうか。
彼女の持つ
「飾らない魅力」
「ロジカルな物言い」
「あっけらかんとした態度」
そういうものに惹かれている面はあるけれど、
「彼女のどこを尊敬しているの?」
そう聞かれたときに、
すぐに浮かび上がるものがない。
私は彼女の「若さ」だけに惹かれていた。
そう結論付けた方が腑に落ちる。
どう進むのかわからないけれど、
私の恋愛はいつも「奇跡的に」うまくいかないのだ。
だけれども、
それは「必然」で私に問題があるのかな。
生じた「違和感」は、
私をどこに連れていくのだろう。
こじらせすぎて辛いよ。