「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

パブロフの犬

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ここ最近は、あまりにも大きな変化の中に身を投じているものだから、理不尽な要望に対しても「はい。わかりました」と、受け入れ態勢ができてしまっている。

 

そして、それに取り組むことになるわけだけれども、心がそれを求めていないものだから、おそらく知らず知らずのうちに心と行動の間にギャップが生まれ、「疲れてしまう」ということになる。

 

もはや、反論することすらめんどくさい。

ここ最近の私は、パブロフの犬のように条件反射的に「はい。わかりました」と答えている気がする。

 

私の元の性質からは大きく離れている行動だということは自覚している。

だけれども、そうすることが「一番楽だ」と我慢してそれを続けている。

 

「忙しさ」は、こうやって人のことを思考停止させるのだろう。

そして、やがてはそれが当たり前となってしまう。

 

私はまた、昔と同じように自分を殺して生きていくことになるのだろうか。

 

ここ最近、少しずつ私の中に芽生えている小さな苛立ち。

一つ一つは大したものではないのだけれども、その数があまりにも増えてきた。

 

仕事に結婚に趣味に。

なんだか全てに少しずつストレス要因が潜んでいる。

そうなると、「何もやらない方が楽だな」なんて考えたりもする。

 

だけれども、やらなければならないタスクは山積みだ。

とりあえず年内くらいは忙殺されながら、心を無にしてやるべきことを「はい。わかりました」と続けるしかないのだろう。

 

私はこのまま、大きな波に取り込まれてしまうのか。

それとも、個を保ったままこの大波を乗り越えることができるのか。

今は先のことを考える余裕もない。

 

色々なことがめんどくさくなってきた。

それでも私は前に進み続けるしかない。

 

来週は彼女と野球を見に行くことになった。

私と彼女との関係は、もう少しで違う形へと変化する。

 

その変化が私にもたらすものは、果たして私のことをどこへと導くのだろうか。

それもまた、私には為す術のないものなのかもしれない。

 

目の前に現れた課題に対して、

「こう来たか」と対応し続けることしか、

私にはできないのだ。

 

先を急ごう。