心がいまとても穏やかなのは、
この日を迎えられた意味を何よりも尊く、
感じているから、
特別なことなど何もない。
ただいつもより少し、
ちゃんとした服を着てるだけ、
君はとてもきれいだよ。
何かといつも忙しく、
まだまだ思い出は多くないけど、
全てを君と超えてゆくと決めた。
始まりの鐘の音が、この街に響き渡る。
---
いつもと変わらない日常の延長。
ただ少しだけ、いつもとは違う日。
そういう日なのかもしれない。
そして、その日を境にして、
何かが大きく変わるということもないのかもしれない。
ただ、けじめとして行う。
ただ、覚悟を示すために行う。
しかし、この日のことを忘れることはない。
「特別じゃない」
そう思いたいのは緊張を和らげるためだ。
何よりも特別で、
多くの人にとって人生で一番主役として注目される日。
そういう日を、
私たちは迎えようとしている。