信じられない速さで時は進んでいく。
気がついたら、あっという間におじいちゃんになっているのではないかと思うくらいだ。
だからこそ、1日1日を大事に生きなければならない。
年の瀬が迫ると、そんなことを考えるようになる。
毎年12月は忙しい。
師走というくらいなのだから、当たり前なのだけれども、今年は例年に増して忙しい。
慌ただしく新しい生活の準備を始めたばかりではなく、お世話になった方への挨拶も数多く行う必要がある。
年賀状も普段の数倍書かなければならない。
そろそろタイムリミットは迫る。
例年の私ならば、数時間で終えられる作業なのだが、私だけのことではなくなったものだから、作業は難航するだろう。
私たち夫婦は、忙しさの中に自ら飛び込んでいる気がする。
そういうもの同士が一緒になったのだろうか。
おそらく、そういうところはあるだろう。
それは忙しいはずだ。
私も妻も変わり者だ。
だから、お互いやりたいことは多い。
それぞれの行きたい方向があると、それに向かって進む。
今は私の方が振り回されがちだけれども、今後は私の方が妻を振り回すこともあるのだろう。
私たちはそうやって進んでいく。
来年はもっと、私たち二人の道筋が見えてくるはずだ。
今はそのための準備期間。
だから、来年につながるような準備をしなければならない。
私たちの生活は始まったばかり。
これから、あっという間の長い道のりを進むことになるのだろう。
今年も残り10日となり、カウントダウンが始まった。
まだまだやるべきことはたくさんある。
最後まで慌ただしく過ごすことになりそうだ。
私たちは、そういう夫婦なのだから仕方がない。
諦めながらも楽しく、そうやって生きていくしかないのだ。