私の青春時代。
何度も何度も繰り返し聞いた曲だ。
アルバム『ユグドラシル』は、おそらく私が人生で一番再生回数の多いCDだ。
中でもこの『スノースマイル』と『車輪の唄』は、何度学んだも繰り返し聞いた。
歌詞から情景が浮かんでくる。
まさに詩なのだ。
「冬が寒くって本当に良かった。君の冷えた左手を僕の右ポケットにお招きするための、この上ないほどの理由になるから」
「まだ綺麗なままの雪の絨毯に2人で刻む、足跡の平行線」
どこか儚く、どこか優しく。
リスナーを夢の世界へと誘う。
聞けば聞くほどに味がある。
楽曲を手がけるボーカルの藤原基央さんは、
ライブで曲たちを、自ら生み出した子供のように慈しむ。
そういう思いで世に出すからこそ、
BUMPの曲は、人の心を掴むのだろう。