3月に開催されるワールドベースボールクラシック(WBC)の日本代表候補が着々と決まっています。
その中に見慣れない名前が1人。
それがカージナルスの「ラーズ・ヌートバー」です。
バリバリのメジャーリーガーで、まだ25歳のプロスペクト。
母が日本人のため、今回のWBCでは日本代表として出場する資格があり、白羽の矢が立ちました。
あまり有名な選手ではないがゆえに、往年のプロ野球ファンからは、彼の選出に疑問の声が上がっているようです。
今回は、彼がどれほど凄い選手なのかを掘り下げていきます。
まず、ヌートバーの2022年メジャー成績はこちら。
打率.228、本塁打14、打点40
108試合に出場して、カージナルスで外野のレギュラーを掴んでいます。
童顔ですが、190cm,95kgの巨漢。
しかし、スピードとしなやかさがあり、大谷翔平のように体の使い方が上手い印象です。
選球眼がよく、四球率はメジャー6位。
打率は低いですが、出塁率は.340と高く、OPSは.788と、ジャパンの4番候補である鈴木誠也を上回ります。
さらに守備には定評があり、広い守備範囲と強肩から放たれる鋭い送球で、多くの捕殺を記録しています。
外野はどこでも守れるという使い勝手の良さ。
単純に日本のプロ野球とメジャーリーグの成績を比較するわけには行きませんが、メジャーでこれだけの成績を残しているのであれば、十分に候補になってもおかしくありません。
日本語を話すことはできないみたいなので、言葉の壁はありますが、陽気な性格でチームを盛り上げてくれそうです。
日本で実績を積んでメジャーリーガーになったのではなく、ドラフトで直接メジャーに入ったプロスペクト。
彼の存在は、日本の若手選手たちにも大きな刺激となるでしょう。
個人的には大歓迎です。
新生侍ジャパンが、どのようなチームになるのか楽しみです!
ヌートバー選手紹介動画