昨年のバレンタインデーは、チョコを一つももらえなかったことを記事にしていた。
タイミングが合わずか、身内からももらえなかった。
転職をして、新たな職場では、そういう文化は全くなかった。
そんなこんなで、昨年の私は、例年はなんだかんだでいたつくらいはもらっていたチョコを、ひとつももらえなかったのだ。
まだ妻とは出会っていなかった。
そこから1年足らずで、私は妻と出会い、結婚して共に生活している。
あまりにも急な展開に、私自身が信じられないくらいだ。
この一年を振り返ると、とんでもなく変化のあった一年だと感じる。
バレンタインデーを基準として振り返るというのが、なんともモテない男を象徴するようで私らしい。
今年は間違いなく、妻から本命チョコをもらえるはずだ。
そわそわして待っていたほうが良いのだろうか。
それとも、サプライズと捉えて喜ぶ準備をしていたほうが良いのだろうか。
あるいは、今年もチョコを一つももらえない可能性もある。
今年のバレンタインデー。
どのような展開が私を待ち受けているのだろう。
何かに期待する必要はない。
女性たちからの視線を意識する必要もない。
ただ、妻からのチョコを待つだけで良い。
妻と出会ってからの私は、他の女性たちへの性的な興味を失ってしまったようだ。
飲み会で「誰が綺麗だ」とか、そういう話を俯瞰して聞くようになった。
もう少ししたら、また他の女性への興味が芽生えてくるのだろうか。
女性たちとの形なき冷戦に疲れてしまった。
余計なことを考えたくはない。
私には妻がいる。
それだけで良い。
だから、今年のバレンタインデーは、妻からの本命チョコを待つ。
私に取ってのバレンタインデーは、これから先、そういうものとして存在することになるのだろう。