はてなブックマークでも取り上げられていたが、
ベルリンの公営プールで、ジェンダーフリーを掲げることために、
トップレスで泳ごうとした女性が警備員に止められて、
それを性差別だと訴えを起こしたらしい。
その結果として、プール側は女性のトップレスでの水泳を認めることにしたようだ。
ここで疑問が残る。
この女性は、胸をあらわにして泳ぐことを望んでいたわけではないのではないのだろう。
ただ、男に認められていることを女性に認められていないことが許せなかっただけなのだ。
この考え方は、私がヘテロセクシャルであるが故の偏見なのだろうか。
もしかしたら、この女性はトランスジェンダーで、体は女性でも心は男性であるがゆえに、トップレスであることを窮屈に感じていただけで、ジェンダーフリーのことなど気にしていないのかもしれない。
はたまた、女性が主張するように純粋に開放感を求めてトップレスで泳ぎたかっただけなのかもしれない。
あるいは、賠償請求をしているようだから、お金が目当てという可能性もある。
可能性は多岐にわたるから、断定することはできないけれど、
もし彼女が、ジェンダーフリーを主張するためにトップレスになったのであれば、
果たしてそれが正しい選択なのか疑問だ。
これだけ体を張るのだから、女性の性的搾取にも敏感なフェミニスト界隈の属性も持つ可能性は高い。
そうすると、この女性は自ら「性的搾取」を助長するような行動に出ているともいえる。
トップレスの女性が目の前を泳いでいて、じろじろ見るなというほうが無理だ。
それが当たり前の社会を作ることが目的だとしても、あまりにも性急である。
「何がしたいんだろうね」
一点へのこだわりを強く持ちすぎることで、
その他の視点をすべて排除することになる。
もちろん個人の権利だから、プール側が認めているのであれば、トップレスで悠々と泳いでいればよい。
周りへの迷惑など高が知れている。
目のやり場に困る紳士的な男性くらいにしか迷惑はかからないだろう。