「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「目がすわっている」と言われた

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先日、妻から言われた。

家でくつろいでいるはずなのに、

「目がすわっていて怖い」とのこと。

 

私は家にいても、くつろぐことができていないのだろう。

疲れ切ってしまい、くつろぐだけの精神的余裕もないのかもしれない。

 

理由はさておき、私の忙しさは、私の日常にまで侵食をはじめているのかもしれない。

 

「今はそういう期間」だと割り切れば良いのかもしれないけれど、自覚がないと徐々に性格まで変わってしまうのかもしれない。

 

人の性格はそうやって変わっていくのだろう。

身を置いた環境に染まっていく。

そこが過酷であればあるほど、そこに順応するために自分を変えなければならないのだ。

 

「生きていくため」

そうやって生物は進化してきた。

 

今は「お金を稼ぐ」という経済的能力が最たるものとなる時代なのだろう。

単純に身体能力が高いだけでは生きていけない。

「性格」を捻じ曲げてまで、その能力を手に入れるために社会に順応しなければならないのだ。

 

なんとも世知辛い話である。

「幸せ」を追い求めて、お金を稼ぐための努力をしているはずなのに、もしかしたら我々は、それを目指せば目指すほど、「幸せ」から遠ざかっているのかもしれない。

 

難しいことを考えても仕方がない。

私には、社会の仕組みを変えるなどという途方も無い野望はない。

 

そうなると、私にとって重要な事は、私がどう生活を変えるかだ。

今月を乗り越えたら、少し生活を変えよう。

今のままだと体がもたなくなる。

 

それに、妻を不安にさせたまま生活を続けるわけにはいかない。

お互いが楽しく笑顔でいられる時間を増やすことが先決だ。

 

色々と疲れてしまう。

少し割り切ろう。