先日、妻から言われた。
家でくつろいでいるはずなのに、
「目がすわっていて怖い」とのこと。
私は家にいても、くつろぐことができていないのだろう。
疲れ切ってしまい、くつろぐだけの精神的余裕もないのかもしれない。
理由はさておき、私の忙しさは、私の日常にまで侵食をはじめているのかもしれない。
「今はそういう期間」だと割り切れば良いのかもしれないけれど、自覚がないと徐々に性格まで変わってしまうのかもしれない。
人の性格はそうやって変わっていくのだろう。
身を置いた環境に染まっていく。
そこが過酷であればあるほど、そこに順応するために自分を変えなければならないのだ。
「生きていくため」
そうやって生物は進化してきた。
今は「お金を稼ぐ」という経済的能力が最たるものとなる時代なのだろう。
単純に身体能力が高いだけでは生きていけない。
「性格」を捻じ曲げてまで、その能力を手に入れるために社会に順応しなければならないのだ。
なんとも世知辛い話である。
「幸せ」を追い求めて、お金を稼ぐための努力をしているはずなのに、もしかしたら我々は、それを目指せば目指すほど、「幸せ」から遠ざかっているのかもしれない。
難しいことを考えても仕方がない。
私には、社会の仕組みを変えるなどという途方も無い野望はない。
そうなると、私にとって重要な事は、私がどう生活を変えるかだ。
今月を乗り越えたら、少し生活を変えよう。
今のままだと体がもたなくなる。
それに、妻を不安にさせたまま生活を続けるわけにはいかない。
お互いが楽しく笑顔でいられる時間を増やすことが先決だ。
色々と疲れてしまう。
少し割り切ろう。