「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

7月を振り返って

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7月は暑さに耐える月だった。

6月と比べると落ち着いてはいたものの、相変わらず「忙しさ」は容赦なく私に降りかかる。

むしろプライベートのみを考えたら、6月よりも忙しい7月だった。

 

いろんな出会いがあった。

新しいことをたくさん経験した。

その分だけ、私の人生が前に進んだような感覚を得られる1ヶ月間だった。

 

疲れ切るくらいに遊び倒して、また月曜からは仕事が始まる。

その繰り返しで過ぎていった7月だった。

久しぶりに「遊んだ」と思えるくらいに遊んだ。

妻が「勝手に予定を入れる」不貞腐れるくらいだ。

 

その分、昨日は一日、妻といっしょに出かけた。

映画を見た。

 

宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか

詳しくは別で記事を書きたいが、上映が終わってからしばらくは言葉が出なかった。

最後のシーンに心震えた。

ストーリーを理解することを目的として見てはいけない作品だ。

 

「それでも生きてほしい」

 

そんな宮崎駿監督の力強いメッセージを受け取る人ができる人にとっては、素晴らしい映画だし、そうではない人にとっては、退屈な映画となる。

そういう作品だ。

 

私としては、かなり攻めた過ごし方をした7月の最後に、この映画を見ることができたことは幸運だった。

素直に作品に対して敬意を表すとともに感謝をしたい。

理屈を超えて、心に訴えるものを私は感じた。

 

「生きる」

その実感を味わいながら生きることが、

人生にとって、何にも変え難い喜びなのかもしれない。

 

体の持つ限りは、もう少し「攻めたい」

今はそう思っている。