おそらく経営層からは全く評価されないタイプ。
それが「逃げ切ること」が目的の社員だ。
彼ら、彼女らはこう考えている。
「自分がいる間だけ会社が持てば良い」
だから、今のやり方を変えようとすると大きな反発をする。
自分がいる間だけ、自分の慣れた仕事をしながら、定年まで働くことが目的だからだ。
評価する側である経営陣が同じ考えだったりもする。
「自分がいる間だけ会社が持てば良い」
そうすると会社で働く社員が不幸になる。
そして、優秀な方から危機感を察知して辞めていくのだ。
そして残るのは、同じように「自分がいる間だけ会社が持てば良い」という考え方の社員。
そうした時代についていくことができずに会社自体が淘汰されていくのだ。
倒産は人ごとではない。
安泰だと思われている企業でも一気に傾くことがある。
あるいは、外からは安泰だと思われていても、ある程度の規模の会社であれば、数字のマジックで自転車操業をしながら数年間だけ会社を延命させるくらいはできるのだ。
どうするんだろうね。
自分の人生をたいして信用もできない会社組織なんかに任せてさ。
自分の力で大きな組織の変革をすることは簡単ではない。
詰まるところ、どの会社で働くかで、ある程度経済的な豊かさは決まるのかもしれない。
だから会社に義理立てなんてする必要はない。
先のことを考えて、組織に利益をもたらすことが評価される場所で働かないと、周りの環境に流されて、気がつくと自分も「逃げ切ることを目的」として働いているのだ。
自分で自分のことを省みる癖をつけなければならない。
少しずつ不満は溜まっていく。
どんどん積み重なるタスク。
私の体は持つのだろうか。
もはや、わからない。