「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

2021年に影響を受けた作品たち

f:id:tureture30:20211231094731j:image

 

今年も最後の1日を迎えました。

昨年に引き続き、今年触れた作品の中で影響を受けたものをいくつか紹介します。

 

tureture30.hatenadiary.jp

 

昨年は3つの作品を挙げていました。

本『ハーモニー』

音楽「ヨルシカ」

アニメ『宇宙よりも遠い場所

 

振り返ってみても、

私にとってなかなかインパクトのあった作品群です。

今年は少し違う角度で、負けず劣らずの面白い作品に出会いました。

 

それでは、まずは本からです!

 

 

本:ドストエフスキー罪と罰

 

先日読み終えたばかりなのですが、

久々に書評を書きたくなった作品です。

来年には記事を上げると思います。

 

昨年の『カラマーゾフの兄弟』に続いて、

今年は『罪と罰』がめちゃくちゃ刺さりました。

 

世界一の文豪との呼び声も高いドストエフスキー

彼の「人間描写」は神懸っています。

 

「人間が人間として生きる」ためにはどうあるべきなのか。

ある種「神」に人生を質入れしていた時代からの脱却、

パーソナリティの肥大化した現代における重要なテーゼを読者に突きつけてきます。

 

本人が思想犯としてシベリア送りとなり、

「生死」ととことん向き合い続けたからこそ至る筆致、

後世の芸術作品に多大な影響を及ぼしていることは間違いありません。

 

読んだのは光文社の亀山郁夫訳、

カラマーゾフの兄弟』も彼の訳で読みましたが、この訳者もまたすごい人、

あとがきを読むと、日本でドストエフスキーを彼ほど理解している人はいないのではないかと思うほど人生をささげています。

 

直近で読んだからインパクトは強いのかもしれませんが、

今年読んだものから1作品を選ぶなら『罪と罰』です。

 

分厚い文庫で3冊とボリュームはあるので、手をつけるのならば覚悟が必要です。

カラマーゾフの兄弟』の方が長いですが、とっつきやすさはあります。

 

 

続いて音楽、

これは悩む余地がありませんでした。

記事を上げた回数が桁外れに多いのでね。

 

今年の音楽ベストオブザイヤーは彼女を置いて他にはいません。

 

 

音楽「Uru」

tureture30.hatenadiary.jp

tureture30.hatenadiary.jp

tureture30.hatenadiary.jp

 

貼り付けた記事のタイトルからもわかる通り、

私はどれだけ「Uru」さんの声に惚れているのかと思うほどですね。

 

今年はテレワーク中にエンドレスでUruさんの曲を流していました。

とにかく心にしみわたるというか、時には突き刺さるというか、

それでいてBGMのように自然と聞き続けられるという、見事な声の持ち主です。

 

ハマったきっかけは昨年聞いたアルバム『オリオンブルー』のボーナストラックでした。

KingGnu『白日』をカバーする歌声に魅了されました。

どんな曲でも自分の曲として歌える数少ないアーティストです。

 

かなり繊細な心の持ち主らしく、メディアへの露出は少なく、本名も年齢も非公表、

 

スタートはYouTube、様々なカバー曲を自らのチャンネルに挙げていたところから見出されてのメジャーデビュー、

ドラマやアニメの主題歌を数々歌うようになり今では有名アーティストの仲間入り、

タイアップはどんどん増えてきています。

今後も楽しみなアーティストです。

 

 

 

そして最後に映画を挙げさせていただきます。

今年はアニメも結構見ましたが、映像作品という括りで考えると、

今年はこの作品が一番心に刺さりました。

 

 

 

映画『花束みたいな恋をした』

tureture30.hatenadiary.jp

 

1月に公開されると、かなり記事を書いている人が多かったと記憶しています。

特別興味をそそられたわけではなかったのですが、ふとしたきっかけで見ると、多くの人が記事を書くだけあって「すごい作品」でした。

 

この作品は何というかね。

私のようなピュアボーイの夢を壊す作品です。

 

「恋愛」と「結婚」は別物、

それを丹念にこれでもかというくらい残酷に描き出します。

 

菅田将暉さんと有村架純さんという、

豪華なダブルキャスト

 

これ以上ないほどに惹かれあって、

パズルのピースほど数ある中から「趣味」も「性格」も「居心地」も良しと、奇跡的にハマった二人の男女、

最高の思い出を紡いでいき、二人で暮らすようになり、それでも結婚には至らなかった。

 

私はどのような出会いからであっても、

「恋愛」を経て「結婚」に至りたいと考えていましたが、

現実はそんなに甘くないのだと突き付けられたような気持ちになりました。

 

なんともまあ、残酷な作品です。

 

それでいて演出は秀逸、

まるで純文学作品を読んでいるかのように、人の営みの根源に迫る描写が散りばめられています。

 

先の記事では「現代版、木綿のハンカチーフ

私は総評していました。

 

力のある作品、

一見の価値はあります。

 

 

以上、

今年も3つの作品を挙げました。

 

そして、影響を受けた「イベント」として挙げるならば、

東京オリンピックもそうですが、

今年は「東京ヤクルトスワローズの日本一」

 

ポストシーズンは「スワローズ応援ブログ」と化していた当ブログ、

第4戦は現地に参戦することもできました。

 

スワローズにとっても、ファンにとっても、

今年は最高のシーズンでした。

 

来年はどのような年になるのか。

楽しみですね!

 

今年もたくさんのスターやブックマーク、

コメントをいただきありがとうございました。

引き続き、気が向いたら来年もお付き合いください。

 

この記事を読んでくださった全ての方に幸あれ、

良いお年をお迎えください。

 

 

2021年

ますを