セ・リーグは全日程を終えましたが、パ・リーグは、CS争い対象チームが残り1試合を残して、まだ順位変動の可能性を残す大接戦です。
2位のソフトバンク、3位のロッテ、4位の楽天が1.5ゲーム差にひしめく混戦。
ソフトバンクは、直近の試合を楽天と引き分けたことにより3位以上が確定し、CSへの進出が決定。
ロッテが敗戦したことにより、2位マジック1と優位に立っています。
最終戦は、ソフトバンク-オリックス、ロッテ-楽天とカードが組まれています。
上記を踏まえて、各球団の目線で考察します。
【ソフトバンク目線】
オリックスは、ソフトバンクを叩くために、今シーズン投手4冠・山本由伸が先発するかもしれません。
この試合に敗れて、最終戦にロッテが勝つと、順位はロッテと入れ替わり、2位ロッテ、3位ソフトバンクでフィニッシュとなります。
2位と3位で優勝チームへの挑戦権を賭けて戦うCSファーストステージは、2位のチームの本拠地で戦うことになります。
今シーズン、ソフトバンクとロッテの対戦成績は、12勝12敗の五分でした。
しかし、本拠地別で見ると、共に自らの本拠地では8勝4敗と大きな優位性があります。
そうなると、ファーストステージを勝ち上がるためには2位となることが大きな鍵を握りそうです。
オリックスからすれば、今シーズン相性の良いロッテに上がってきてほしいですからね。
そのために最終戦は、ソフトバンクを全力で叩きに来る可能性がありますので、油断はできません。
【ロッテ目線】
この試合を引き分け以上で終えることがCSへの進出条件となります。
負ければ一転4位転落となり、CS進出を逃すことになり、勝って、ソフトバンクが負ければ2位に上がるという大一番です。
3位ロッテと4位楽天の今シーズン対戦成績は、12勝12敗と五分。
最終戦を戦う楽天の本拠地では、ロッテが6勝5敗と僅かに勝ち越していますが、どう転んでもおかしくありません。
どうしても負けられない大一番ですので、投手をつぎ込んでても勝ちにくるでしょう。
先発は中6日で今シーズン9勝をあげている小島となりそうです。
【楽天目線】
4位楽天は、3位でのCS進出をかけてロッテとの最終戦に臨みます。
勝たなければ4位で終戦となりますので、是が非でも勝ちにくるでしょう。
最終戦は本拠地ではありますが、ロッテに勝ち越しを許している厳しい状況ではあります。
こちらも投手をつぎ込んでの総力戦になると予想します。
そうなると、先発を任せるのは、中6日の田中将大となるでしょうか。
かつて、楽天を日本一に導いたレジェンドが、この大一番でチームに勝利をもたらすのか。
まとめると、
ソフトバンク【勝ち】
→ソフトバンクの2位決定。
ロッテと楽天の勝った方が3位となる。
ソフトバンク【負け】
ロッテ【勝ち】
→ロッテが逆転で2位進出。
ソフトバンクが3位となる。
ソフトバンク【負け】
楽天【勝ち】
→ソフトバンクの2位は変わらず。
楽天が逆転で3位となる。
なかなか熾烈ですね。
どう転ぶかはわかりませんが、最終戦まで順位が決まらないとなると、ファンからすればたまらないですね。
どのようなドラマが待ち受けているのか。
最後まで目が離せません。