「人の不幸は蜜の味」
他に夢中になれることはないのだろうか。
他人の人生にばかり首を突っ込んでさ。
自分の人生とは向き合おうとしないばかりか、
興味すらないのかもしれない。
キラキラ輝いた人たちの恥部に触れて興奮する。
その興奮を忘れることができないから、そればかりを追い求める。
もっと自分の人生と向き合って、
自分の人生に夢中になった方が有意義なんじゃないのかな。
世界には学ぶべきことがたくさんある。
経験したことのない世界が広がっている。
誰かの体験を通してワクワクを得るのではなくて、自らワクワクする体験をするべきなんじゃないのかな。
リスクを恐れて「いいとこ取り」
他人の経験に乗っかっているだけならば、都合が悪くなったならば簡単に切り捨てることができる。
楽しむだけ楽しんで、叩くだけ叩いて、都合が悪くなったら「自分は関係ない」と逃げればいい。
そんなお手軽な娯楽ばかりが主流になっている。
だから人は覚悟もなく他人を叩くこと、嘲笑することに快楽を覚えるようになる。
娯楽の質が低いんじゃないか。
そう思っていても、その快楽に引き寄せられていく。
その魔力に飲み込まれてしまう前に、もっと主体的に自分の人生を生きるべきなんじゃないかな。
需要があるからメディアはゴシップを報道する。
需要がなくなれば自然と淘汰されるのだ。
人の感性は変わっていく。
動物的弱さを捨てて、より人間であろうとして理性的に進化していくのだ。
その歩みは歴史が証明している。
私たちはまだ進化の途中なのだ。
人として大切な部分を残しながら、
ある意味では機械的に理性に従って生きるように進んでいく。
本能の奴隷になるか。
理性の奴隷になるか。
私たちはそれを選ばなければならないのかもしれない。