心に澱のように溜まっていくもの。
あまり好ましくない類のものだ。
バレないように、わかりにくいように、
世界は私の知らないところで変わっていく。
それに気が付かないで生きていると、
気がついた時には手遅れだということも少なくない。
そういうやり方はどうなのだろうか。
組織が大きくなればなるほど、末端の知らないところで話は進んでいく。
そして、立場の弱いものは、それを甘んじて受け入れるしかない。
そうやって、社会は成り立っているのだ。
不満があるならば、ルールを作る側に回るしかない。
人生を物理的な意味でコントロールするためには、能力に加えて権力が必要なのだ。
だけれども、その権力を降ってわいたように手に入れてしまうと、その人は権力の使い方を誤ってしまう。
正しく権力を使うためには、使う側が「これでもか」というくらいに苦労を経験していなければならないのだ。
苦労を知らないリーダーは、自分を支えてくれる人たちの苦労がわからない。
そうすると、やがて人の心は離れてしまう。
とにかく着実に、苦労を積み重ねることが大事だ。
例え、それが報われない苦労だったとしても、その苦労が人生の深みを増してくれることは間違いない。
耐えて、耐えて、着実に苦労を積み重ねる時期。
今の私はそういう時期なのだ。
その先には、望む未来が待ち受けていることを信じて、ただひたすらに着実に、前に進むしかない。
そういう時期なのだ。